白梅。
金曜日、句友のTUさんちに、句報を届けに自転車を走らせました。
彼女が先日の句会で、うちの植木鉢で、一輪梅が咲いていたの、って、
うれしそうに……そして1句……。
その白梅に会うのが楽しみ 。
良き事のありそな 今朝の梅一輪 TU
ああ、咲いていました。
一輪どころじゃなく、何輪も。
蕾もたくさんついていましたよ。
蕊が花びらから飛び出していて、元気はつらつ~♪
菊。
寒くても屋外で咲いているのが、菊ですね。
花びらの形が独特なスプーン型のスプレー菊、
丸くてかわいらしい小菊(ガーデンマム)が二色の
グラデーションで、目をひきます。
スッキリしたシルエットの小菊は、肩寄せ合って咲く感じ。
孤独が好きなのか、西洋種の菊。
年が明けて、10日以上が経ち、普段連絡が絶えている友人数人から、
電話が入りました。
今までは、電話もなかったのが、話すとなったら、長い電話になって
しまい、話が弾んで、再会したようなうれしさ。
コロナの期間がありましたが、その間に手術・入院があったり、骨折で
介護状態のようになっているとか、深刻そうな内容なのに、声が明るく、
安堵の気持ちさえあふれているのが、すてきでした。
「腰を痛めて、わたし、杖をついて歩いているのよ~」
会社経営のバリバリ現役の彼女。
昔だったら、人生50年。
それが、ずっと長く生きているんですもの、不具合が起きて当然。
高齢者になると、病いになっても全快を気にするより、悪くならない
よう、一生ものとして、仲良くしていこうという覚悟をもてるもの。
濁っているなら、濁っている状況を、そのままに受け止めることが
できるようになりますね。(時に切なくなりますが)
だって、今より若くはならないし、また今が一番若いんですもの。
ともかく、この先の人生を思い煩うなかれ。
ところが、先日の句会に参加した50代の句友は、大病といえる
手術をして、一日の塩分摂取のグラム数を計算しながら、食事する
必要があり、すべて減塩のものにしている、とのこと。
それが今後もつづくのだと、晴れない表情で、つぶやきました。
こちらも切なくなってしまいます。
年が若いと、こんなはずじゃないと、現実を否定する気持ちの方が
強くなるのは、当然かもしれません。
心から笑え、動けて、おいしくものが食べられる。
この幸せは、明日はなくなるかもしれない。
けれど、とりあえず、今日は感謝。
能登の大地震を体験している方々、必ず乗り越えられる現状だと
信じて、みんなを頼って過ごしてくださるといいですね。
赤いサルビア。
形を少し崩しながらも、美しい色を保っていました。
チロリアンランプ。
愛らしく、垂れています。