自慢の花たち。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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沖縄の梅雨明けが発表されました。

本州は、本格的な梅雨のステージにはいるそうです。

 

暑さの谷間なのか、ちょっと肌寒さのある日々。

暑いのか、寒いのか、自分でも、わからなくなっています。

 

塀の上の黒ぶちの猫も、困ったような顔で、わたしを

見ていました。

この猫、目つきが鋭く、口元が黒く大きく、悪魔っぽいんですよね。

 

 

路地裏の花壇に寄ってみました。

区の管理の場所ですが、ご近所の方が、自主的に植えて、お花を

楽しんでいます。


 

シモツケ(下野)の花。  

 

にぎやかに咲いています。

地味な印象の花ですが、いっぱい咲くと、ピンク色の可愛さが、

やさしさをかもしてくれます。

もやもやした蕊がたちあがっているのが、特徴ですね。

 

 

 

 

 

バラ科 シモツケ属

シモツケは日本、朝鮮半島、中国原産の落葉低木。

和名は下野(しもつけ)の国(現在の栃木県)にちなんでつけられました。

 

開花期は、春から夏にかけての5月中旬~6月。

初夏に、紅色の小さな花を枝先にたくさんつけるし、その時期じゃなくても、

咲いていますから、大活躍の花です。

 

 

(わが家の向かいのマンションの玄関先でも、今、こんもりしています)

 

 

 

路地裏で、白いシモツケも見つけました。

ほんのちょっとしか生えていませんでしたが、清楚でかわいらしかった。

初めて見つけることができました。

 


 

 

 

カンナの花

大きく派手な黄色のカンナが目立ちます。

夏の炎天下、大きな葉の間から鮮やかな花を元気に咲かせるカンナですが、

現在の品種の多くは、交配を繰り返して作出された「ハナカンナ」という

品種らしいですね。

グリーンの葉っぱとのコントラストもすてき。

 

 

 

 

カンナ科カンナ属の多年草。

原産地は熱帯アメリカ。

開花期は、6月~10月中旬。

 

赤い花色のものも目立ちます。

 

 

 

 

わたしが、路地裏で花写真を撮っていると、お花たちを世話しているらしき

主婦が。にこやかに声をかけてくれました。

撮ってくれて、ありがとう

 

自分で種を撒いて育てているフロックスに、カメラを向けていたのが、

うれしかったようです。

「2色あるのよ~♪」

後ろに隠れていた濃い花色のものを手で引き寄せて、うまくカメラに

おさまるようにアレンジしてくれました。

 

宿根フロックス=クサキョウチクトウ(草夾竹桃)

ハナシノブ科クサキョウチクトウ属(フロックス属)

葉っぱの形や花がキョウチクトウに似ていることに由来。

 

 

 

原産地は北アメリカ、シベリア。

開花期は6月~9月。

 

一般的にフロックスの開花期は梅雨入り前の1カ月程度ですが、

花が咲き終わった後に切り戻しをすれば再び咲き始めて、夏を超えて

晩秋まで楽しむことができるようです。

宿根草でありながら、一年草と変わらないほどのたくさんの花を咲かせ

ます。

 

わたしは、オイランソウ(花魁草)という名前かと思っていましたが、

近年では「花魁」という名前のイメージがあまり良くないということで、

「宿根フロックス」の名前を使うようです。

華やかに咲く様子を花魁の姿に見立てたこと、また、花の香りが花魁の

白粉の匂いに似ていることから付けられたそうですが……。

 

日本への渡来時期の詳細は不明ですが、江戸時代の書物に登場することから、

栽培の歴史は古い。

花は細く長い花筒の先が5裂した筒状花。

 

声をかけてくださった主婦の方は、赤いタチアオイの種も撒き、酔仙翁

育てているらしく、うれしそうに、花たちを自慢してくれました。