梅雨明けを知らせるお花。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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今日は東北南部が梅雨明け。

残るは、梅雨のない北海道をのぞき、東北北部のみ。

思えば、月曜日の27日、関東甲信地方は平年よりも22日

早く、観測史上最速の梅雨明けでした。

なんだって、こんなに早く梅雨が明けたのかなあ。

 

5日連続の猛暑日となりそうな今朝は、特別暑くて、

額や首筋に汗がふきだし……今年初めて、冷房を入れました。

今は35度……灼熱の日本列島

警戒アラートも出て……。

 

梅雨明け前

 

 

梅雨明け後

 

タチアオイ

タチアオイの花が茎の先端まで咲ききると、梅雨が明ける

そんな言い伝えがあります。

早速、近所のタチアオイの様子を確かめに行きました。

なるほど、途中の蕾を飛ばして、最先端で、花が咲いていました

気象庁と打ち合わせをしたわけではないでしょうに、なんだって、

一気に、最先端までかけあがって、咲いているのか……。

思わず、笑ってしまいました。

 

 

 

 

梅雨明け頃に咲き終わるところから「ツユアオイ(梅雨葵)」の

別名もありますが、飛ばされた途中の蕾は、これから咲くのよね。

 

 

半夏生・半化粧(はんげしょう)

うちの近辺では、滅多に見られない花。

昨日、路地裏の鉢植えで、なんと、この花を発見しました。

上の方の葉っぱが、ペンキをべったり塗ったように白くなります

 

 

 

 

ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草。

別名は、片白草(かたしろぐさ)。

中国原産。

葉が何枚か白色に変化し茎のわきから穂のようなものを

形成し、小さい花をたくさん付けます。

湿地帯でよく見られます。

 

花期に葉が白くなるのは、虫媒花であるために、虫を誘う

必要から。

白くて目立つことが大切なんですね。

 

立春や夏至など中国から伝わってきた二十四節気とは別に、

雑節(ざっせつ)という暦日があって、半夏生はその中の一つ

で、7/ 1 ~ 7/20頃のこと。

そのときに、田植えの終わり、梅雨明け間近であることを示す

のが、半夏生(烏柄杓)という薬草

 

半夏生というと、タコを食べますが、8本足のタコの吸盤が

吸い付く様にあやかり、「苗がしっかり根を張りますように」

という願いを込めて、神様にタコを捧げたからだそうですね。

また、この時期は、「田植えの疲れを癒す養生の時期」でもあり、

タコの栄養成分タウリンが、疲労回復に期待し、夏バテを防ぐ

そうですよ。

 

6月も、明日だけになりました。

今年の半分が終わります。

それにしても、すべてが早すぎる……。