オルレア。
雑草もどきのお花というべきか、手をかけずに咲いた花がずあちこち
顔を出して、楽しめるのが路地裏。
昨日行ってみると、突如湧き出たように、オルレアが、あちこちに
華やかな真っ白な花を開いていて、もうびっくり。
丈は低いけれど、大ぶりの花なので、目立ちます。
オルレアは別名・ホワイトレース。
日本には最近入ってきたそうですが、繊細な姿をしていながら、繁殖力が
ありますね。
4~7月が花期とありますが、先週には咲いてなかった。
ヨーロッパ原産のセリ科。
白くレースで編んだような繊細な花。
清楚な雰囲気のせいか、「可憐な心」「静寂」「細やかな愛情」が花言葉。
高温多湿に弱く暖地での夏越しは非常に難しいとされていますが、ここは
適地なのでしょうね。
こぼれダネで増えてくれます。
切り花としても人気。
花束にすれば、カスミ草より豪華になって、花をひきたてそうです。
イベリス。
こちらも、白い花で、オルレアをどっしりさせた雰囲気。
一つの大きな花に見えますが、4枚の花弁のうち、外側の2枚が
大きくなるのが特徴で、その小花が多数集まって大きな花房になって
います。
原産は、地中海沿岸で、アブラナ科。
4月~6月に咲きます。
実際に、4月ごろから目にしています。
さらに、緊急事態宣言解除の県もあり。
さて、1週間前には、晴れ予想だった東京ですが、どんより
天気、時に小雨となっています。
昨日は、かかりつけ医に行きましたが、毎年の定期健診はいつになるか
わからないからと、レントゲンをとりました。
今年は健診ナシ?……。
他の病気で、手術を予定している人も、延期になったりして、コロナ
ばかりが病気ではないのに、大変なことです。
今日、緊急事態宣言が継続している8都道府県のうち、政府は、大阪、京都、
兵庫の関西2府1県で、宣言を解除する方向で最終的な調整を進めている
ようです。
一方、首都圏の1都3県(東京と神奈川判断の目安を満たしていない)、
北海道も解除はされないようですね。
東京、もう少しです。
がんばれ~。
ともかく、感染の再爆発を思うと、海外からの観光客は、しばらく入れたく
ないですよね。(他県の人は来ないでという気持ちに通じるのかしらん)
ドクダミ。
この花が目についたのは、数日前から。
雨を受けて成長するイメージがある花です。
ハート型の葉の先端に、十字型の白い花を咲かせます。
日影の湿ったところを好み、白く太い地下茎で殖え群生します。
全体に強い臭気があり、古くから民間薬として利用。
原産地は東アジア。
白い部分、4枚の花弁のように見える部分は、じつは本当の花弁ではなく、
総苞片(そうほうへん)。
中心部に突起のように出ている黄色い部分は、しべではなくて、たくさんの
花の集合体なんだそうです。
つまりたくさんの小さな花が集まって、ひとつの大きな花のように
見える形を作っているんですね。(なのに、花弁はないそうですが)
単純な姿とみえて、ややっこしい構造の花です。
ドクダミ科ドクダミ属の多年草。 別名、ドクダメ(毒溜め)。
抗菌作用や利尿作用があって、体内にたまった毒素を体外に出して
くれるので、人気でした。
昔、友人は庭のドクダミを煎じて、健康茶として飲んでいましたが、
現在は、ドクダミブームは去っていますね。
俳句では、「十薬(ジュウヤク)」という名で詠まれることが多いです。