実のひとつだになきぞ哀しき。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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八重の山吹が、一重に遅れて、今、にぎやかに咲いています。

(ブログ友達によれば、地域によっては、八重が先ということもある

らしいですが)

なかなかの華やかさです。

 

 

 

 

子供の頃、山吹色というクレヨンがあって、この色いいなあ、と

思って、よく使っていました。

オレンジ色と黄色の中間色。

どこかおとなびた色に感じました。

 

山吹と言えば、鷹狩りに来た太田道灌が、突然の雨にあい、

農家で蓑を借りようとすると、娘が蓑の代わりにヤマブキの枝を

差し出したという逸話が有名です。

「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」

という兼明親王の和歌の意を託したことも知らず、娘に立腹。

後にその意味を知り、無知を恥じた道灌。

 

このヤマブキこそ、八重の山吹。

雄しべが花弁に変化し、雌しべも退化したものなので、実がならない。

八重の山吹が江戸時代にあったことを示す逸話ですね。

 

この逸話をしめす銅像が、新宿中央公園にあり、この近辺で仕事を

していたころ、昼休みに、見に行った記憶があります。

 

(WEBより借用)

 

 

久遠の像」といって、娘が、道灌に、扇に載せた山吹の枝を差し出す

場面で、臨場感がありますね。

2体が離れているのが、面白いです。

 

 

さて、支給のはずのガーゼマスクは、虫や髪の毛が混入の

ものがあったそうで、未支給のものは、回収されました。

また余分なお金が使われるのでしょうか。

 

オリンピック競技場のデザイン、エンブレム(紋章・記章)から

はじまって、すっきり1度でことが運んだことないですね。

延期となった来年のオリンピックは中止?……

来年実現の可能性はゼロ、と断言する感染症の権威もいます。

日本だけよくなっても、実現できないのですから、あながち、否定は

できません。

場当たり的に決めるので、結局は2度手間、すべては後手後手。

日本人は、もっと知恵があり、思慮深く、技術力があるはず。

 

小池都知事、大阪の吉村知事、真剣な思いが伝わる言葉を発しています。

(都知事の横文字も時に切れ味がよく、慣れてきました)

それらの言葉を実現せんと、外出自粛につとめ、買い物の回数をひかえて

いる市民たち。

いじらしいほどの、<我慢>に協力的な市民、昼夜分かたず命をかけている

医療従事者の方々。

 

 

極楽鳥花(ストレリチア)の花。

鮮やかなオレンジ色の花は、エキゾチックです。

鳥が飛んでいるように見えます。

南アフリカの暖かい地域が原産ですから、お日さまが大好き。

熱帯に生息する派手な鳥の極楽鳥のようなので、極楽鳥花。

花は主に春と秋に咲かせます。

 

 

 

 

 

友人がポルトガルに住んでいたころ、今、ベランダで育てているといって、

この花の写真を送ってくれたことがありました。

その後、この花を、ご近所で見かけた時は、とてもうれしかったです。