青紫色の誘惑。
なんと、藤の花房が垂れていました。
といって、どこの藤も優美かと言えば、いつもは見事なのに、
色褪せた、痩せたものが、今年は多いように思います。
なぜでしょう。
とりわけ、この駐車場に面した藤の花は、うっとりでした。
両親の墓のそばにも藤棚があり、おそらく今頃は、花房を垂らして
いることでしょうが、今のところ、遠出がままならないので、墓参りも
できていません。
藤というのは、和の花という印象。
日本の女性のなよやかな姿を想像させます。
「松」がりりしい男の象徴のように扱われ、「藤」は女性の象徴
として、とらえられていたといいます。
栃木の足利フラワーパークでは、すばらしい藤が園内いっぱいに
咲きますが、今年は、観光バスも行かないでしょうから、
さびしいですね。
青藤色で、これは西洋の雰囲気が漂うシラー・ベルビアナ。
ヨーロッパ、北アフリカ原産で、地中海沿岸部に分布する
キジカクシ科の球根植物。
この幾何学模様のような精緻なお花は、時計草にも通じる、
宇宙の謎めいたものを感じさせる花です。
花期になると、葉の中心部から花茎を真っ直ぐに伸ばして花序を出し、
星形の花を20~100輪ほど、まとまって咲かせます。
花は花径2㎝程度で、ゆるく反り返った6枚の花弁を持ち、真っ直ぐに
伸びた6本の雄しべの葯が目立ちます。
花序は傘の形で、下から上(外側から内側)へと咲き進みます。
政府の対策あれこれ。
さて、これから、全世帯に、ガーゼマスクが2枚配られるそうな。
東京のなかでも感染者が多い世田谷区は、今日手元に来るようです。
一世帯にマスク2枚って、人数分、じゃないんですよね。
調べてみたら、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等には
4月中旬から順次、布製マスクを配布し、児童生徒に配布する予定。
また、介護施設、障害者施設等の利用者向けに、介護施設、障害者
施設等に対しては、4月上旬までに布製マスクを配布するそうな。
それでも不足となる、家族が多い世帯には、1住所当たり2枚を
配布し終える5月中旬を目途に受付を開始するそうです。
昨日は、全国民一人当たり10万円を一律給付ということが報じ
られました。
全国民あまねくだそうで、子供も赤ちゃんも該当するとはねえ。
納得いくような、いかないような……。
本質的な救済処置になっているのか、解決につながるのか、疑問あり。
本当に助けるべきところにお金をつかってほしいと、年金・低所得の
わたしでも思うのですが……。
ネモフィラとツルニチニチソウも、青紫のさわやかな
魅力を見せて咲いています。
しばし、コロナを忘れさせてくれます。