エネルギッシュでありたい。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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俳句、フラダンス、芝居、寄席、クラシック好き、この指とまれ~♪

牡丹が見事に咲いています。

フリルの紅紫色の花びら。

気品のある深み。

美しくて、しばらく立ち尽くしていました。

 

 

 

 

 

ボタン(牡丹)は中国原産の樹木で、8世紀天平時代に、中国から

薬用植物として渡来。

その後、観賞用にも栽培されるようになり、江戸時代には数多くの

観賞用の園芸品種(160種)が生み出されましたが、現在栽培

される品種の多くは、明治以降に作出されたものだそうです。

花の色は、白、赤、ピンク、黄などさまざま。多数の花弁が重なり

合うようにぼってりと咲きます。

 

「ボタン(牡丹)」という和名は、中国の花名「牡丹」をそのまま使ったもの。

ボタン(牡丹)と同じころに日本に伝わった漢音(中国北方系の読み方)では、

「牡」は「ボウ」と発音するため、当時は日本でも「ぼうたん」と呼ばれて

いたそうです。

よく、俳句や短歌などの世界で、「ぼうたん」と詠ませることがありますが、

てっきりリズムを整えるためと思っていましたが、「ぼうたん」と実際に

呼ばれていたとは……。

 

牡丹の句といえば、高浜虚子の

白牡丹といふといへども紅ほのか

が知られていますが、これは白牡丹。

松本たかしさんの「花深く煤の沈める牡丹かな」や

長谷川櫂さんの「したたかに墨を含める牡丹かな」などは色が

ついた牡丹でしょう。

色の深みのなかに、煤や墨を見ているようです。

おそらく緋牡丹か……。

 

 

さて、今朝は静かな雨が降っています。

と思っていたら、さっきから風が強くなってきました。

気温もだいぶさがっています。

室内は20度、暖房はつけず。

流している音楽は、2014年に、ロシアのソチで開催された

冬季オリンピックのフリーで、浅田真央選手が、力強く舞った曲、

ラフマニノフ・ピアノ交響曲第二番

 

ショートでの不調をみごとくつがえした、あの迫真の演技。

活力がわいてくる曲です。

 

真央ちゃんのスケーティングとともに、ラフマニノフの曲を。

https://www.youtube.com/watch?v=1uIe9Czvhcg

 

コロナ感染拡大をひろげないために行っている外出禁止。

人類は本当にコロナに打ち勝てるのか。

きっと勝てると信じて、ひたすら、こもっています。

 

感染者が、検査してもらえて、ちゃんと治療を受けられる状況を

確立してほしいですね。

一時間で検査結果が出る試薬が販売されるそうです。

「PCR法」で使う。ウイルスのリボ核酸(RNA)を抽出・精製する

ことなく判定でき、検査にかかる人手を減らせて人為的なミスも防げる。

朗報ですよね。

うちの近所の病院の医療関係者も、がんばっています。

 

 

ソメイヨシノがおわりかけたころ、ハナミズキが咲き始めます。

観賞の対象となっている花は、本来の花弁ではなく、総苞片(花の

つけ根の葉)です。

最初、その苞が、くっついていて、くるくる丸まっている4枚の

花びら(総苞片)が、2枚ずつ風呂敷包みをほどくように開きます。

そのくっついていた名残が、茶色の窪みらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

明治45(1912)年、当時の東京市長・尾崎行雄がアメリカ・

ワシントン市の親日家たちにサクラの苗木を送った返礼として、

大正4(1915)年に日本に送られてきました。

似た花のヤマボウシよりも、あとから日本に来ているんですね。