宝塚花組、公演また中止になっちゃいましたね。
つくづく見れるかどうかは、ギャンブル。
チケットが当たるかどうかもギャンブル並の当選率なのに、、、
私は今回はチケットを後半に固めてて、まだ中止の憂き目にはあっていないのですが
公演の半分以上が中止される公演期間って、、、演者もスタッフも可愛そう。
もともと役者を拘束することができず、その代わり新陳代謝をはやくして演目を乱発するというのは日本独特の演劇の仕組みかなと思うし、それなら振替たり延長したりは一切できないシステムなのはわかる。
(私、大学時代の卒論のテーマが実は「なぜ日本にはロングランシステムがないのか」ということで、演劇に関する仕組みについて考察してたりしました)
でも、役者を拘束できる劇団スタイルならこれは理論上できるわけで、それなら延長とか振替とかなんとかならないもんなのかなぁ。
劇団員をかかえる宝塚で、振替がきかないほど団員と公演の予定を詰め詰めにする必要がどこにあるんだろう???
コロナの隔離期間が10日、その間は開演できないというならもう公演期間にバッファ持って日程くめば良かっただけじゃないのかな。
そんなにたくさんの新作をやる必要がどこにあるのか??
せっかくチケットをとっても
見られるかどうかはギャンブル並みって、
さすがに興行としてどうなのかな。
観客も悲しいけど
それいじょうに団員もスタッフも
疲れちゃうよ、、、
なんていうか日本全体に去年の段階でコロナは乗り切ったみたいな雰囲気があって、
でも実際には、今年に入ってからの第六波、第七波のほうが人数が増えた分、社会機能は麻痺しちゃってて。
実際に、私も第六波の人員不足が一番大変で、それをフォローするために疲弊して立ち直れないところまでメッタメタにやられたわけなので。
去年の時点で「withコロナってことは感染者が増えるから実際には社会機能がこういうふうにやられて、人員不足でこういうことが起こりそう」って予測してたのに
取り上げてもらえなかったし、
それに対する対応を政府だけじゃなく、
企業も何も考えなかったんだなぁと。(少なくともうちの会社はそうだった。)
なんか「もう乗り越えたぞ!」みたいな楽観視があって、今年からは普通になるって思っちゃってて。「いや、これからのほうが怖いです」って言っても聴いてもらえなかったなぁ。保育園休園が乱発して会社に来られない子が増えたときにほら見たことかって思ったけどフォローするのは結局自分だったし、最終的に私が効率化しないのが悪い的な話になって「は」みたいになったなぁ。
でもだからこそ、心折れそうな毎日でも、必死に公演に向かおうとする生徒さんに本当に頭が下がるし、
勇気をたくさんもらってましたし、
これからもそうなんだろうなぁ。
私みたいに「こうしたらいいのに」というのは簡単だけど、実現するのは難しいよねぇ。
本当に願うのは、一つでも公演ができますように。ということだけなんだけど、
やるせないので、つい書いちゃいました。