NHK BSで放送のfffを見た。
ウエクミ作品にしては賛否のあったこの作品。
私は、たまきちのラストの桜嵐記よりも好きであった。
なぜかは分からない。
暗いし、観念的だし。分かりづらいといわれればそう。
でも、私は、望海風斗の魅力を最大限見たと思うし、のぞさん、美しかった。
私が考える彼女の魅力は、
踏みにじられれば踏みにじられるほど、
苦悩すればするほど、
絶望すればするほど
美しい
それを体現できることだと思ってる。
ベートーヴェンという存在を通して
踏みにじられ、苦悩し、何度も絶望し
そのたびに強く、美しく、神々しいまでの姿に変貌していく人間の姿を見せつけられた。
こんなにボロボロなのに、
こんなに人は美しいのか、と舞台を見ていて思ったなぁと思いだした。
踏まれればふまれるほど美しく咲く花というのがあるが、
人間は必ずしもそうなるとは限らないが、
それでも美しく咲くことができると信じさせてくれることは、勇気をくれる。
もちろん宝塚なので、恋愛が少なめなのはちょっと寂しかったけど。
ウエクミの恋愛はバッティですらハッピーにはならないので(笑)
fffに関してはある種ハッピーだなぁと思いつつ。
やっぱり、好きだなあ。
fff。
と、また夜中の所業でリアルタイムで視聴してしまいました。