経営戦略、事業戦略などと戦う為の策を練るような言葉が経営では普通に使われてきています。
これに異論を唱えるのは簡単です。商いは戦いではないと言えば済むだけです。
その考えを競合他社の方に発展させて、競合ではなく協業だとおっしゃる方もおります。それは肯定も否定もしません。時と場合によりますので。
ただ戦いという概念は、対競合でも対社内・社員でも持ち込まれてしまっていますよね。
競業に直接砂を掛けるような真似はそう無いと思いますが、出し抜いてやろう何をしてやろうという気持ちを持っている会社や決定権者は多くいると思われます。
社内でも、あいつには負けない、上司に気に入られるように何しよう、逆に自分を慕ってくれる部下(ブレーン)を沢山作っておくという社内政治の戦いもあるでしょう。
別にそれがいけない事とも思いませんし、したければすればいいだけとも思っていますが、常にこういう気持ちを持って働いていると「仕事=戦い」の式になってきてしまい一つの弊害をもたらすのではないかと。
その弊害とは、顧客に対する接し方です。
お客様をお客様と思ってしっかり対応できるのでしょうか。
常日頃から戦いばかりを考えていてお客様のかゆいところに手が届くのでしょうか。
お客様を喜ばすことが商いの基本であるならば戦うこととは違いますよね。
組織で動くようになると個人の想いを表に出すことが難しくなってくるかもしれませんが、経営者はそれが出来ます。トップダウンです。
会社が社員が見えない何かと戦っているかのような働きをしていたら、経営者がなんとかして視点を変えさせなければいづれ顧客と戦うような仕事になりかねません。
顧客と戦うといっても本当に何かする訳ではなく、売り手の都合をお客様に押し付けるような接客サービスになってしまうのではないだろうかという考え方です。
営業会社なんかは顧客と戦っている場合があるとおもいます。いいように口車に乗せるというもの立派な顧客との戦いだと僕は思っています。
別に戦略云々の言葉がいけないとは言いませんが、視点を誤らせてしまうような教育は教育ではありませんよね。
日頃のお客様に向き合う姿勢を正しく社内に伝えて広げていなかないと戦いは終わることは無いでしょう。
これを書いていて昔のCMのリゲインを思い出しました。
24時間戦いますか?本当に?