まさに宇宙船地球号、『流転の地球』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『流転の地球』

【評価】☆☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】グオ・ファン

【主演】ウー・ジン

 

 

【あらすじ】

 太陽の急速な膨張により人類滅亡の危機が迫っていた。連合政府は多数の巨大エンジンを作り、地球を太陽系の圏外に移動させる計画を立てる。

 

 

【感想】

 原作者である劉慈欣の作品には度肝を抜かれる。「三体」を始め物語のスケールが壮大で、どこかぶっ飛んでいる。読んでいる内に荒唐無稽が、リアルに思えてくるから不思議。この映画も地球をエンジンで動かし、太陽系を飛び出すというストーリー。月の崩壊や意識のダウンロードといった話も出てくる。中国人の自尊心をくすぐるシーンもあるが、それでも迫力ある映像とソツのない展開は面白かった。加えて今までに観た数々の映画のシーンが浮かぶのは、ご愛敬といったところなのだろう。