ここにもまた諸行無常、『ナポレオン』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『ナポレオン』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】リドリー・スコット

【主演】ホアキン・フェニックス

 

 

【あらすじ】

 フランス革命後、混沌とした社会に軍人ナポレオンが現われ、フランスの希望を一人で体現していく。

 

 

【感想】

 ナポレオンの伝記映画ということで、大活劇をイメージしていた。しかし戦闘シーンは控え目で、映画の半分は妻であるジョセフィーヌとの関係が描かれていた。スクリーンに映るナポレオンは終始軍服を身に付け、憂鬱な表情を崩さない。晴れ晴れとする瞬間はほとんどなかった。時代を翻弄したのか、それとも時代に翻弄されたのか。ナポレオンが次第に浮きに見えてくる。