信長が木村拓哉を演じているようでもあり、『レジェンド&バタフライ』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『レジェンド&バタフライ』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】大友啓史

【主演】木村拓哉、綾瀬はるか

 

 

【あらすじ】

 うぬぼれが強く周囲からうつけ者と呼ばれていた尾張の信長が、斎藤道三の娘である濃姫と政治的な理由で結婚する。だがこの結婚が、信長を大きく成長させることとなる。

 

 

【感想】

 木村拓哉ファンには、申し分のない一本になっていたはず。信長を演じながら若々しい木村拓哉から、成熟した木村拓哉までを濃厚に見せつけていた。木村拓哉の凄さや存在感を証明した映画であり、また綾瀬はるかの対応力の高さを見せる映画でもあったと思う。ただストーリーは粗めで、3時間近い上映時間を持続させる力はなかった。所々での綻びも目立ち、エースや4番を揃えても試合に圧勝できるわけではないことを示していた。予算や意気込みだけでは成立しないのが、映画の難しいところなのかも。