この世代が朗らかになれば、『嘘八百 なにわ夢の陣』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『嘘八百 なにわ夢の陣』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】武正晴

【主演】中井貴一、佐々木蔵之介

 

 

【あらすじ】

 豊臣秀吉の七品を巡って、古美術商の小池と陶芸家の野田がいがみ合いながらも、協力して気鋭のアーティストと対峙する。

 

 

【感想】

 主演二人の安定感が癖になるシリーズ3作目。胡散臭さと妙な清涼感は二人ならでは。ベテラン漫才師のような掛け合いには、つい顔がほころんでしまう。前作ではちょっとした感動まで用意し、新春のお約束の映画になればと思ってしまった。そして今回、中井貴一と佐々木蔵之介の安定感は申し分がなかったが、ストーリー的には力が足りなかった。さすがに毎回驚きの展開を期待してはいけないのかも。3作目にして正念場に立っているような気がする。