これもまた一瞬の季節、『ブルー』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『ブルー』

【評価】☆☆☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】吉田恵輔

【主演】松山ケンイチ

 

 

【あらすじ】

 ボクシングに情熱を注ぐ瓜田だが試合は連戦連敗で、タイトルマッチを目前にした後輩の小川とは対照的だった。

 

 

【感想】

 松山ケンイチの表情や佇まいが格好良く、本当に強い男はこういう人なんだと思わせる説得力があった。ストーリーは、ボクシングジムに集う若者たちの姿を描いたもの。ストレートなスポ根ドラマでもなく、また青春残酷物語にもしていなかった。様々な人生の暗い影を感じさせながらも、青春の後半に現われた束の間の晴天を見せてくれた気がする。やはり青春時代は輝きを放つ。