インドでは映画に甘さは必須なのか、『燃えよスーリヤ!!』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『燃えよスーリヤ!!』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】ヴァーサン・バーラー

【主演】アビマニュ・ダサーニー

【製作年】2018年

 

 

【あらすじ】

 生まれつき痛みを感じないスーリヤは、空手マンに憧れ独自のトレーニングに励んだ。

 

 

【感想】

 カンフーと空手をインド映画の中に取り入れると、こうなるのかと唸らされる。ただ、奇抜というよりかは無理なく馴染んでいて、映画大国インドの懐の広さが窺える。ストーリーの転がし方も巧みで、カメラの動きも軽やかだった。お約束のダンスシーンはなかったものの、格闘シーンは踊るような華やかさがあった。ただし冗長さは健在で、中だるみを感じてしまった。あと30分くらいカットしてもよさそうだが、そうなるとインドでは許容されなくなってしまうのかも。インド映画の上映時間の長さが不思議に思えてくる。