『2011年、ベスト&ワースト映画』
● 観てよかった、洋画ベスト10
①「ソーシャル・ネットワーク」(激しく動く世界の中心は寒々と)
②「SOMEWHERE」(憧れの生活の向こうにある気だるさ)
③「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」(アートの正体)
④「ブラックスワン」(背伸びする狂気)
⑤「マネーボール」(野球の裏側も泥臭い)
⑥「光のほうへ」(人は希望を見つけることに長けている)
⑦「リミットレス」(悪趣味な魔法に痺れる)
⑧「未来を生きる君たちへ」(憎しみはあらゆる場所で生まれる)
⑨「アジャストメント」(粋な神様が登場)
⑩「ミッション:8ミニッツ」(混乱の中から最善手が現れる)
● 観て失敗、洋画ワースト5
①「三銃士」(子供も飽きそう)
②「女と銃と荒野の麺屋」(チャン・イーモウが漂流)
③「男たちの挽歌」(安っぽい自己陶酔は痛い)
④「アクシデント」(それはこっちのセリフかも)
⑤「ガリバー旅行記」(アイデアを育てず)
● 観てよかった、邦画ベスト10
①「冷たい熱帯魚」(状況とセリフの乖離に笑う)
②「GANTZ」(現実の歪ませ方に惹かれる)
③「恋の罪」(腐りかけの女は強烈に甘い)
④「マイ・バック・ページ」(ボブ・ディランの歌声にマッチ)
⑤「あしたのジョー」(絶対無理だと思っていたのに)
⑥「GANTZ PERFECT ANSWER」(勇気を持ってオチを付けている)
⑦「ほしのふるまち」(骨がなく食べやすい青春物語)
⑧「一命」(武士たちの貧窮問答歌)
⑨「太平洋の奇跡」(予想以上の健闘)
⑩「ツレがうつになりまして」(この二人なら上手くやれそう)
● 観て失敗、邦画ワースト5
①「アンフェア the answer」(陰謀の登場する邦画は危険)
②「ワイルド7」(銃を乱射する邦画も危険)
③「これでいいのだ!!映画・赤塚不二夫」(全く付いていけず)
④「ワラライフ」(監督に気を使っていそう)
⑤「うさぎドロップ」(子役に頼りすぎ)