【タイトル】『マンガ家、堀マモル』
【評価】☆☆☆(☆5つが最高)
【監督】榊原有佑、武桜子、野田麗未
【主演】山下幸輝
【あらすじ】
新人賞を獲得したもののスランプに陥った漫画家のマモルは、自分自身の過去と向き合うことでマンガを描こうとする。
【感想】
漫画家の苦悩を爽やかに見せた映画。漫画家であり続けることは、苦行に匹敵するのかもしれない。自分の描きたいものを模索し、自分自身の内側を全てさらけ出そうとする。アイデア1つで軽やかに描けるわけではないのだろう。主演俳優の上手さもあって飄々とした雰囲気を作り、誠実な内容で押していた。ただ激しく暴れるような展開はなく、終始大人しく礼儀正しかった。監督が3人ということが影響したのか、荒々しさや若々しさとはちょっと無縁だった。