2月3日、B’zのライブでした。稲葉さんの声が全く出なくなった年末の『RADIO CRAZY』から約1か月。年明けのライブから復調したというのは目にしていたものの、ずっと緊張していました。

イベントをのぞけば、B’zのライブは1年半ぶり。前回は2015年のツアーのときで、当時僕は『サタデープラス』という番組で、TKO木本さんのライザップ企画を担当していました。ライブ当日、そのライザップ企画のロケのひとつとして、シャワちゃんのインタビューが行われることになりました。あの、アーノルド・シュワルツェネッガーです。『ターミネーター』の最新作公開に合わせたプロモーションで、TKO木本さんがインタビューを行い、肉体改造にもついて聞いてしまおうというものでした。

東京のホテルの一室で行われたインタビューは大変盛り上がり、理由はわかりませんがシャワちゃんから「素晴らしいスタッフだね!」と賛辞を受け、ヘラヘラしていたら、帰阪する予定だった新幹線の時間をとっくに過ぎていて、結果ライブの冒頭5曲に間に合わず、シャワちゃんを恨みました。

それから1年半。今回は開演に間に合うかではなく、稲葉さんの声の状態が気がかりでした。色々なアーティストがインフルエンザにかかり、ライブを延期するニュースが毎日のように報じられていました。

僕はネタバレが大嫌いです。昔、サザンのライブに誘ってくれた先輩が開演前に「昨日も行ってんけどな…」と、オープニングとエンディング、そしてアンコールの曲を全部ぶちまけたときは、その口に手に持っていたペットボトルを突っ込んでしまおうかと思ったほどです。

でも今回のツアーで稲葉さんの喉の調子を調べていたら、盛大なネタバレに出くわしてしまいました。頭の2曲『声明』『CHAMP』、そして『赤い河』です。『赤い河』は1994年以来に披露される今回一番のサプライズ選曲でしたが、ある人の「赤い河がくるとは。しぶい」というなんとも言えないつぶやきでネタバレしてしまいました。ちくしょうです。心からのちくしょうです。

頭の2曲『声明』『CHAMP』はレディクレと同じ。レディクレでは『声明』の途中から声が出なくなり『CHAMP』ではデスボイス状態でした。あの2曲なのか…大丈夫だろうとわかっていても、不安は消えませんでした。

午後5時、開演。

稲葉さんは絶好調でした…長くなってきたので続きはまた。
『堂本剛のやからね』振り返り、後編です。「梅田から地元・奈良まで歩いて帰ろう」第6弾が今夜放送なんです。先ほど完成しましたよ。

<第4弾>2017年11月放送
こいでさん、銀シャリ橋本くん、桂三度さんと玉造商店街をスタート。

インサートガール初登場の回。落ちていたパンツをメンバーが散々いじったあとに、そのパンツを必死に撮影していたスタッフの姿に一同爆笑。しばらくロケの軸が“インサートガール”になるという事態に。ちなみにインサートとは、“編集のときにあとではめこむためにきっちり撮った映像”のことで、正確には“物撮り”とはちょっと違うのです。

深江まで歩いてこの日は〆。

<第5弾>2018年1月放送
こいでさん、千鳥大悟さん、桂三度さんと深江のいわみ美容室さん前からスタート。

大悟さん初登場で、メンバーボケまくり。ラストは本当に疲れてました。橋本くん、ノブさん、大悟さんと相方が変わるたびにロケの雰囲気が変わるのも楽しいところです。ちなみにこいでさんは、笑い飯の西田さんいわく「今まで1回もツッコんでるのを見たことがない人」なのですが、実際にその通りだなと実感しています。こいでさんの優しいボケに他のメンバーがどうツッコんでるのか、今回の第6弾もお楽しみに。

天の声がロケに帯同しているのもこの番組の特徴ですが、三度さんはいつもロケの先頭を歩き、街に転がる「おもしろ」を見つけてくれています。そんな三度さんに今回は危機が訪れるわけですが…それはOAで目撃してください。

第5弾は過去最高の6kmを歩いて、河内花園駅で〆。

ということで、本日3月30日(金)深夜0時35分から、河内花園駅スタートの第6弾放送です。今回は今まで一番過酷なロケとなる峠越えに挑みます。メンバーはこいでさん、千鳥の2人、そして三度さん。見応え十分の90分の拡大版です。

是非ご覧ください!

 

『堂本剛のやからね』の新シリーズ「梅田から地元・奈良まで歩いて帰ろう」が始まったのは2016年12月。次回3月30日()の放送で、第6弾となります。

 

 

 

せっかくなので、過去5回を振り返ってみます。ご覧になられた方は懐かしみながら、未見の方は想像力を膨らませてご覧ください。

 

 

 

 

 

<第1弾>2016年12月OA

 

こいでさん、銀シャリ橋本くん、桂三度さんと共に梅田・茶屋町の毎日放送から、本当にあてのない旅が始まりました。

 

 

 

この日は桂三度さんがMBSのラジオに生出演するため、ロケの途中で抜けることに。それなりに進んでいたのですが、そこで剛さんが行った「(MBSに)戻ります?」で番組は急展開を迎えます。「戻ります?」の一言が出なかったのは、ディレクターの立場からすると悔しいのですが、ロケは行列のできるパンケーキ屋さんに橋本くんを置き去りにしたのち、ラジオに生出演…と想定外だらけの内容に。

 

 

 

ロケの終着点は関テレで、結局進んだのは1キロ。奈良まであと8年かかるんちゃうか!と笑いながらロケを締めました。

 

 

 

 

 

<第2弾>2017年3月OA

 

こいでさん、千鳥ノブさん、桂三度さんとともに、関テレを出発。

 

 

 

メインカメラマンが遅れてきて出演者と一緒に歩く、天神橋筋商店街を華麗にスルーするなど、前半はテンポよく進んでいたのですが、途中から人にも会わなければお店もなくなるという非常事態に…。OA上でも「なんとかして撮れ高を作ろう」とする空気が感じられたかもしれません。そんな中から生まれた『緑のものを見つけるノリ』がその後の“縦軸ノリ”に繋がっていきます。

 

 

 

大阪城公園でルイージのコスプレをしたマリオカート風カートに出会ったときはガッツポーズしましたが、ロケ後すぐに訴訟問題となり、残念ながらお蔵入りに。

 

 

 

ノブさんが、ダンススクールでブルーノ・マーズを無茶振りされて踊ったあとに言った「死ぬど」でCMを引っ張ったのも今となってはいい思い出です。

 

 

 

ロケの終着点は大阪城内の豊國神社。

 

 

 

 

 

<第3弾>2017年6月OA

 

こいでさん、千鳥ノブさん、桂三度さんとともに、豊國神社を出発。

 

 

 

前回の反省を活かし、とにかく色々な人とからんだ回。ノブさんの「堀内孝雄さんの上ヒゲは変」という発言から“上ヒゲ探し”が始まります。

 

 

 

やからねのロケはプロデューサー、ディレクター、AD、作家、リサーチャーという制作スタッフが全員帯同するという珍しいスタイルでやっています。出演者はもちろんスタッフ「なにかおもしろの種はないか…」と探し回っているので、誰かが何かを発見するたびに途中でロケが止まります。いつもロケ前に「○○までは行きたいなぁ」と話しているのですが、そんなわけで一度もつけたことがありません…。

 

 

 

ロケの終着点は、玉造商店街内の“つたや書店”。初の視聴者プレゼントを行ったのもこの回でした(上ヒゲ本セット)。

 

 

 

 

 

なんだか長くなってしまったので、第4弾、第5弾はまた書こうと思います。第6弾は3月30日(金)深夜0時35分から、90分の拡大版で放送です。是非!

 

これより下の文章には、12月28日の『RADIO CRAZY』のセットリストのみ、ネタバレしています。ツアー中ということもあり、気にされる方は閲覧をご遠慮ください。


では…。


2017年12月28日、インテックス大阪で行われたFM802主催の音楽フェス『RADIO CRAZY』の会場に僕はいました。目的はもちろん、B’zのステージです。


出番は12時45分。一番大きなZ-STAGEで、まさかのトップバッターです。今年の夏に行われた『ROCK IN JAPAN FES』にB’zが出演したとき、6万人収容のメインステージで入場規制がかかったという話を聞いていた僕は、なにより入場規制を恐れていました。事前にインテックスのキャパを調べるも、なかなか出てこない。怖い。入場規制が怖い。


会場に着いたのは11時でした。開演まで1時間45分。会場では別のステージで“ヤバイTシャツ屋さん”のライブが始まっていました。見たい。けど入場規制が怖い。5秒だけ立ち止まって聞いて、Z-STAGEへ向かいます。すると右手に『グッズ販売エリア』の看板が。B’zもRADIO CRAZYとのコラボグッズ(タオルとリストバンド)が販売しています。欲しい。でも入場規制が怖い。「限定グッズ買ってメルカリで転売するやつが、年末年始にちょうどインフルエンザになりますように…」と呪いをかけながら、グッズ売り場を無視してZ-STAGEへ。もちろんその間にツイッターで「B’z 入場規制」と検索をかけて状況確認は怠りません。


会場内を10分ほど進んだ一番奥に、Z-STAGEはありました。入場規制は…していない!第一段階クリアです。心からホッとして入場…いや、会場小さっ!もちろん、数千人収容できるであろう大きな会場ではあるのですが、いつもドームで米粒大もしくはビジョン越しにしか2人を見ていない僕にとっては、この会場の大きさだけで興奮してしまいます。ただ1人参加で興奮を伝える相手もいないので、1人で鼻息荒くなりながら会場内へ。すると、まだお客さんは1/3くらいで、スペースにも余裕がある様子。スルスルと前へ進むと15列目くらいまで行くことができました。


時間は11時15分。ここでようやく落ち着いて周りを見渡すと…お客さんが若い!通常のB’zのライブだと30代40代が多く、わりと大人の雰囲気が漂っているのですが、今回多かったのは圧倒的に20代!それも20代前半の学生さんぽいグループや、なんなら10代の人もいたのではないでしょうか。この若い人たちが、1時間半後にどんな熱狂ぶりを見せるのか。それを考えただけでもワクワクしました。


人はどんどん増え続け、開演1時間前に後ろを振り返ると、人だらけ!僕がずっと怖がっていた入場規制ですが、実際のところあったかどうかは確認できていません。ただ開演30分くらい前から、Z-STAGEに入りたい人で長蛇の列ができていたとは聞きました。人が入るスペースがほとんどなかったので、少しずつしか入場できなかったのでしょう。


そして、いよいよその時が迫ります。


開演直前。FM802DJの大抜卓人さんがステージに登場。「伝説の目撃者になる準備はできていますかー!?」と会場を何度も煽ります。拳をふりあげて応える客席。これはえらいことになりそう…と思っているあいだにオープニングVTRがスタート。ビジョンに『B’z』の文字が出た瞬間、場内大歓声、というか雄叫び。サポートメンバーがステージに続いて、松本さんが登場。シェーンのドラムからスタートするこの曲は…『声明』!今年発売された最新シングルです。今年一度もB’zのライブに行けていない僕にとっては、初めての生『声明』。全力で手拍子を打つその最中、いよいよ稲葉さんが登場!黒いスーツの上下で、白い(薄紫?)シャツに赤い細ネクタイを合わせています。かっこえーなー。


ただ、楽しんでいたのはここまで。


異変はすぐに起こりました。


一番が歌い終わり、すぐに水を飲む稲葉さん。二番に入ると、明らかに声がおかしい。最初はマイクがおかしいのか?割れてるのか?と思いましたが、違いました。さらにギターソロ終わりの大サビで、歌い出しタイミングを間違えるというミスも。普段の稲葉さんからは考えられません。歌うたびに潰れていく声。いわゆるデスボイス状態です。いつの間にか手拍子はやめていました。早く止めた方がいいのでは?これは非常事態です。


しかし、1曲目が終わると同時に2曲目がスタートしました。他のメンバーが強行したわけではなく、元々つながっているアレンジが施されていたのでした。それも曲は『CHAMP』。ニューアルバムの中の1曲ですが、おそらく最も声を張る激しいナンバーです。


いくら途中で水を飲もうが、稲葉さんの喉は回復しませんでした。デスボイス状態のまま歌い続ける稲葉さんを、僕は呆然と眺めていたと思います。もういい。歌わなくて大丈夫…。2曲目を歌い終えた稲葉さんは、すぐにステージの袖へとはけていきました。ザワつく会場。となりで見ていた、初めてB’zのライブを見たであろう若者たちが「なんか声変ちゃうかった?」と心配しています。いや、なんかどころではないんだよ。20年以上ファンやってるけど、こんな声は聞いたことないよ…。再開を待ちわびる客席から、手拍子が発生し、それに合わせてリズムをとるシェーン。しかしスタッフが飛び出してきて、すぐにそれを制止します。そして全員がステージからいったん去りました。


数分後、再びDJの大抜卓人さんがステージへ。会場を落ち着けるように、でも熱は下がらないように配慮されたMCで、場をつなぎます。この後、袖に戻った大抜卓人さんは“ウソのような場面”を目にするのですが、それはまた後ほど。B’zは現在ドームツアー中。2日後には、2日間のナゴヤドーム公演が控えているのです。一体どうするんだろう…?


さらに待つこと数分、メンバーがステージに戻ってきました。稲葉さんの第一声は「ごめんね!」。少しだけ回復したような声に、会場からも笑いが起きます。でも二言目からはまた聞いたことのないガラガラ声に。


「こんな声でごめんね」
「でもこれで帰るのは寂しいし、RADIO CRAZYの初っ端をこんな雰囲気で終わらせるわけにはいかないなと」


え、まだ歌うの?


「こんな声でよかったらもう少し歌ってもいいですか?」
「みんなも一緒に歌ってください!」


そして『ultra soul』のイントロが…。ここで会場の皆が腹をくくったはずです。


「全力で歌おう!」


ライブで大声を出すのはあまり好きではありません。でもこの日だけは違いました。稲葉さんが歌わなくてもいいように、全力で歌いました。そして、サビの歌詞です。


“夢じゃないあれこれも その手でドアを開けましょう”
“祝福が欲しいのなら 悲しみを知り1人で泣きましょう”
“そして輝くウルトラソウル”


どんな現実も受け入れて進む覚悟をうたった歌を、ボロボロのボーカリストが潰れた声を張り上げて歌っている。涙が止まりませんでした。そして奮い立つような会場全体の大合唱。あんなに悲しくて力強いultra soulを聴くことはもうないでしょう。


間奏に入るたび、稲葉さんは手を合わせて身体を折り何度も何度も客席に謝罪を繰り返しました。僕らができるのはそれでも歓声を送り、歌声をあげることでした。ずっと涙は止まりませんでした。


曲が終わり、大歓声に包まれる会場。すると、耳を疑いました。次の曲のイントロが演奏され始めたのです。『BANZAI』でした。稲葉さんの声はボロボロのままでしたが、まったく手を抜きません。さらに僕らは信じられない光景を目の当たりにします。曲のラストで、なんとロングシャウトを放ったのです。魂のシャウトでした。地響きのような歓声が会場に鳴り響き、サポートギターの大賀さんはその稲葉さんを指差したあと、拳を胸にドンと当てて「これが魂の歌声だ!」と言わんばかりの顔をしていました。

 


2曲を終えて、演奏は終了。会場は異様な空気に包まれていました。シェーンが稲葉さんの肩を叩き、退場していきました。稲葉さんは何度も謝りながら


「絶対にリベンジさせてください!」


と話していました。松本さんが去り際にさりげなく稲葉さんをポンと叩き、2人はステージをあとにしました。


これが僕の見たRADIO CRAZYでのB’zです。終演時間は13時10分。中断を含めても、たった25分の出来事でした。


僕はこの25分を忘れないでしょう。


今まで様々な曲で「困難を受け入れ、前に進め」とメッセージしてきた稲葉さん。でも今まで、裏で苦しんでいる姿を僕らに見せたことはありませんでした。ステージの上での稲葉さんはいつも超人的なボーカルと運動量で、僕らを魅了してきました。


でも今回、初めて僕らの前でその“ボロボロの姿”を見せたと思うんです。2日後のドーム公演のことなど関係なく、目の前の観客に対して(それもB’zファンじゃない人もそれなりにいるであろう環境で)、一切手を抜くことなく、文字通り全身全霊のパフォーマンスを見せました。


この2017年12月28日を経て、さらにB’zと稲葉さんは進化するでしょう。僕らはそれを目撃できる幸運が目の前にある、そう思っていきたいです。


事実、RADIO CRAZYから2日後、稲葉さんはナゴヤドームのステージに立ち、2日間のライブを完遂したのです。


そのときのMCについてのつぶやきがこちらです。


そして昨日、ステージMCをつとめていた大抜卓人さんのインスタで、中断している間のステージ裏の様子が明かされました。是非ご一読ください。


どうですか?


僕は「やっぱり超人だ…」と半分笑いながら、半分泣きながらこの文章を読みました。「B’zが好きだー!」と心から誇りに思いながら。


長々とした文章、読んでいただいてありがとうございました。2018年もB’zを追いかけ続けます。


久々に怒ることについて書きます。

 
以前このブログを楽しく読んでくれた作家さんが「ブログのネタにしてもらうためには、山内さんを怒らせればいいんですね?笑」と言ってくれてたんやけど、やっぱりホントに怒ったことはここには書けないわけです。
 
でも腹が立つことは日々起こります。ウインカー出さずに車線変更してくる車、禁煙車やのに明らかに自分はタバコ吸ってる運転手、両手ばなしで自転車をこいで僕を轢きかけるおっさん(自転車の両手ばなしは中2までやろ)など。それに対していちいち「おらぁ!ボケェ!」と怒鳴るのはいかがなものかと思いますが、自分の中に負の感情が湧き上がってくることも事実。あと、怒りを直接ぶつけようのない人もいますよね。
 
そんな負の感情をどうにかするために、僕が最近行っているのが『プチ呪い』です。怒りの対象に対して「悪いことが起きますように」と具体的に念じるのです。
 
例えば「3日間、謎の腹痛が止まりませんように」「車のドアのちょうど取っ手のところに、鳥のフンが落ちますように」「コンサート行ったとき、目の前の客の身長が2mくらいありますように」という具合です。
 
これくらいの「ちょうどいい罰」を想像すると、不思議なことに負の感情が少し和らぎます。生死に関わるようなことではなく、ちょっと嫌な気分になる…くらいの塩梅を想像します。ちょくちょくツイッターでもつぶやいてるので、ご覧になられた方もいるかもしれません。
 
みんな自分のことを棚にあげがちです。たぶん僕もです。でも、棚にたくさんあげてしまった人は、結局棚が壊れて真上から色んなものが自分に降り掛かってくると思うのです。「お前、棚にあげすぎやで」と言ってくれる人がいればよいですけど、そんな素敵な関係の人がたくさんいるわけではないですから、なるべく自分で棚の上の分量を把握しておきたいところです。
 
僕のいうプチ呪いとは、そんな棚がちょっと壊れて上から少しものが落ちてきますように…ということなのですが、本気で腹が立ってきた時はどうしているかというと、甘いもの食べながら悪口を言う。これです。いや、女子かーい。
 
自分だけでなく、色んな人が怒ったり悲しんだりしているのを日々見たり感じたりします。優しい慰めの言葉もいいですが、一緒に呪ってヘラヘラ笑えるような手の差し伸べ方をしたいものです。
 
さて、今日もひとつ呪いますか。
 
「色々ルールを無視するアイツ、今年の忘年会で”マツケンサンバのコスプレやって”みたいな、時代錯誤な無茶振りされてむちゃくちゃスベりますように…」
 
 
ちちんぷいぷい火曜日の『ロザンの道案内しよッ!』。大阪駅前で道に迷っている人を案内するというコーナーですが、その中で毎週炸裂している"菅ちゃん英語"がまとめられた本が発売になりました。

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このコーナーが始まったのは2008年。当時僕はちちんぷいぷいの火曜日チーフでした。2人の担当ディレクターとともにロザンさんのコーナーを考えていたのですが、道案内は順風満帆に始まったわけではなく、その前には思い出すだけでもしんどい暗黒時代がありました。どの企画もうまくいかなかったのです。

僕はロケに出るわけではないのですが、ロケ終わりの2人のディレクターの疲れ切った顔、VTRをチェックするときの重い空気…。その辺りのことはこちらに菅さんが詳しく書かれていますので、是非ご一読ください。読んでて苦笑いの連続でした笑。

そんな暗黒時代を超えて始まった道案内のコーナーに、僕もディレクターとして現場に出ることになりました。今でこそ「道に迷ってる人はいる!」と当たり前のように思えますが、始まった当時はロケ前日の夜から腹痛が止まりませんでした。「道に迷ってる人おらんかったらどうしよう…ロケ時間も限られてるし…あぁ…」という具合です。

普通テレビのロケは、

①下見
②取材先との交渉
③取材先との打ち合わせ
④ロケ当日の流れを制作スタッフで打ち合わせ
⑤ロケ本番

となるのですが、道案内では①〜④がまったくありません。

①下見(毎回大阪駅前やしいらん)
②取材先との交渉(行ってみなわからん)
③取材先との打ち合わせ(しようがない)
④ロケ当日の流れを制作スタッフで打ち合わせ(集まっても決めることない)
⑤ロケ本番

となるのです。たぶん日本一ロケ費用の安いコーナーだと思います。なんせ大阪駅前集合で交通費ゼロ、かかるのはお昼ご飯代だけ。そのうえ視聴率も絶好調ときてます。

そんな道案内ですが、始まってしばらくして「このまま続けていいのやろうか…」と悩んだことがあります。いわゆるマンネリを感じたのです。

僕は角さんを訪ねてそのことを相談しました。すると角さんは「スタッフが飽きるころにようやく見てる人に浸透するねん。だから今やめたらあかん」と即答。その言葉に勇気をもらった僕らは再び道案内に向き合い、9年が経ったのです(とはいえ、こんなに続くとは…笑)。

しばらくして僕は番組を離れることになります。その前にどうしてもやりたかったことがありました。それは"逆道案内"です。菅さんの英語は海外でどこまで通用するのか?それを検証するためにシンガポールロケを決行しました。

現地滞在時間は24時間。もちろん下見なしのぶっつけ本番です。マーライオンが工事中でシートで覆われて見れなかったり、ロザンさん2人が電車に乗り込んだところでドアが閉まり、スタッフと離れ離れになったり…とハプニングだらけのおもしろロケになりました。ずっと英語を喋り続けてる菅さんは疲れすぎて、僕の説明に「オーイェス、オーイェス」と英語で相槌を打っていたのも、今ではいい思い出です。

さて、肝心の菅さん英語ですが、今でも覚えているのは、スイスが"永世中立国"ということを、"グッドバランスカントリー"と絶妙な訳をしはったことです。なんなんでしょう、この感じ笑。他にもこちらにぜーんぶ載ってます。日本一役に立たなくて日本一笑える英語参考書です…

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ってamazonで1位になってる!笑

皆さん、ベストセラーを是非読んでみてください!そして毎回おもろい道案内のコーナーも是非ご覧ください!



この夏、B'zが2年ぶりに活動を再開。ライブツアーが発表されたものの、すべてホール公演でチケットは争奪戦に…。日頃の行いが悪いので、すべての抽選に外れました。B'zは2つのフェスに出演しましたが、どちらも遠方のため断念。ライブのセットリストやネタバレツイートを、歯ぎしりしながら見ていました。

 

そんな中、稲葉さんがソロプロジェクトとしてサマソニに出演することに。今年1月から行われたライブハウスツアーは幸運にも当選、さらにその時は日頃の行いがよかったので人生初の最前列を体験しました。そのアルバムもライブもすっばらしく良かったので、また生で味わいたいなぁと思ってたところのサマソニ出演。意を決して(チケット14000円なもんで)参加することに。


数少ないフェスの思い出が「暑い」「バス混む」「ビール飲める人うらやましい」だった僕は公共交通機関を使うのをやめ、自転車でサマソニの会場である舞洲は向かうことに。「1時間もあれば着くだろう」と思ってたのですが、真夏の炎天下に自転車を1時間こぐ過酷さをわかっていませんでした。遠い。ただただ遠い。なんやねんこれ。口から出るのはとめどない文句でした。さらに、その道中にほとんど人が見当たりません。あれ?サマソニ、やってないんかな?


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着かへんかもしれん。何度もそう思いましたが、きっちり1時間で会場に到着しました(着くんかい)。ちなみに、バイクと自転車の駐輪場はタダでした。

気づけば稲葉さんの出番まで1時間を切っています。とりあえず1番大きいオーシャンステージへ。

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さて炎天下の中、ライブを待ちます。人混みに紛れて前へ前へ…なんだかんだで4列目をキープ。もうワクワクが止まりません。ん?あのカメラマンは?ステージ真下のかぶりつきカメラマンが、いつもサタデープラスでお世話になっていた人じゃないですか。今日だけは代わってくれー!と叫ぶわけにもいかず、羨ましさをポイ捨てし、開演を待ちました。

さてそのライブです。御年52歳のスーパスターは、この日も絶好調。この人は止まったら死んでしまうのかな?と思うくらいの運動量。誰か消費カロリーを算出してほしい。中盤のダイナモ、北澤くらい動いてます(わからない若い方、ごめんなさい)。最近は元気に活動してくれてることがありがたくて、ライブ中も拳を振り上げながら、心の中では手を合わせて拝んでる感覚です。何を言ってるかよくわからない人は、今すぐこのくだりを忘れてくださいね。

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約40分のステージがあっという間に終了し、目的の10割を達成しましたが、さすがにまだ午後2時。帰るには早すぎます(チケット代14000円やし)。

しかしあの演奏中にスマホで動画撮るバカはどうにかなりませんかね。稲葉さんが少し離れた時だけコスく動画を撮っていたあの2人組のスマホが、どうか週に4回トイレに落ちますように。

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このあと、特にすごいハプニングがあるわけではないんですが、長くなってきたので、続きはまた後日。


これまで基本的に「見て楽しくなる娯楽番組」を中心に作ってきたつもりですが、この5月に放送した『僕が舞台を降りる日~芸人解散ドキュメント~』は、少し違った番組でした。

華やかな舞台で輝く第一線の芸人さんたちと番組を作る一方で、人知れずこの業界を去っていく人たちも見てきました。一体どんな思いで、どんなこれからを見据えて辞めていくのか?それを知りたくて、番組を作りました。とにかく、お笑い好き少年だった自分が見たい番組。作るうえで、こちらから感情を誘導しないことを心がけました。見ていただいた方はわかると思いますが、極端にBGMが少ないのはそういうことです。

VTRを見守ってくれたTKO木下さん、サンド伊達さん、ナイツ塙さんは真摯に、時に厳しく、時に笑いを交えながら素直な思いを吐露してくれました。

制作スタッフ陣は、今まで一緒に番組を作ってきた頼れる仲間に声をかけ、新しい仲間も素晴らしい働きを見せてくれました。

ナレーションは藤林温子アナウンサー。入社3年目の彼女はアナウンス技術やアドリブトークはまだまだですが、僕の言う細かなニュアンス(「内角低め、あと2cmインコースに」的な。野球で例えた意味は特にありませんが)をしっかり受け止め、少し離れた場所から淡々と読むような、でも愛情を感じさせるナレーションになりました。

取材対象者は、ある種“傷口に塩を塗る”ような仕事を受けてもらえるか心配でしたが、カブレラという1組のコンビの解散までの日々を取材させてもらい、番組は完成しました。関西ローカルで深夜1時からの放送ということもあり、見逃し配信を行い、関西以外の方にも見てもらえるような準備をし、5月末の放送を迎えました。

放送終了後、たくさんの感想をいただきました。友達、同僚、芸人さん、そしてSNSのフォロワーの皆さん。これまでのどの番組とも違う、穏やかだけど熱い言葉ばかりでした。

その後、とあるテレビの賞に出すことが決まり、半分忘れたフリをして、半分ドキドキしていました(要は全然忘れてない)。関西の各局が出品し、審査が行われたうえで1つの番組が全国大会へ進出するとのことでした。

7月末、結果がでました。2位でした。

たくさんの人が一緒に落胆してくれました。そんな人たち後押しもあり、また違うテレビの賞に出品することになりました。今度はいきなり全国大会です。逃げ恥やイッテQがグランプリを獲るような賞です。別に賞を獲ることがすべてじゃないことはわかってます。でも、視聴率じゃない結果でみんなで喜べることがあってもいいじゃないですか。

“放送したら終わり”が当たり前のテレビ番組が、ネット配信で継続的かつ長期間楽しんでもらえるようになり、点が線になった感覚があります。そして賞に出すことで、その線がさらに伸びているのがとても楽しいです。関西ローカルのイチ深夜番組がどこまでいけるか、再び伸び始めた線の終着点をワクワクしながら待ちたいと思います。
京セラドーム大阪で行われた、関ジャニ∞のライブに行ってきました。

15歳の時に初めてB’zのライブに行って以来、20年(その時にカツアゲにあった話は、以前の星野源ライブの投稿を見てください)。色んなライブに行ってきました。

B’z、ミスチル、サザン、チャゲアス、B’z、スピッツ、イエモン、ドリカム、Perfume、バンプ、RADWIMPS、ワンオク、B’z、星野源、aiko、アレキサンドロス、エアロスミスetc…。(歌詞がわかんないので、基本洋楽は聴かない)

基本は激しめを好む僕が、初めてジャニーズのライブに行ったのは10年前の関ジャニ∞でした。大阪城ホールに円形のセットが組まれて、みんなでポケバイを乗り回すという演出に「おもろいアイドルやなー」とニヤニヤしたのを覚えています。

それから約10年、丸山さんと一緒に仕事をすることになった僕は、再びライブにお邪魔することになりました(2016年1月の『元気が出るLIVE!!』)。その感想は…

「バンド、めっちゃかっこいいやん!」

音楽番組でバンド演奏を見たことはありましたが、迫力と熱さが全然違う!なんなんでしょう、あのテレビでは伝わらない感じ。テレビマンとして、歯がゆささえ感じました。

それから2016年夏のリサイタル、冬のドームツアー、そして今回5回目の関ジャニ∞ライブでした。まだツアー中ですのでもちろんネタバレはしませんが、今回もバンドめっちゃかっこよかったです。

あのー、ライブハウスツアーとかどうですかね?(キャパの問題はありますが…)

飛んで跳ねて拳を振り上げるゴリゴリなロックコンサートもいいですが、エンターテインメント性に溢れたジャニーズライブは本当に楽しいです。以前行ったSMAPのライブも楽しすぎて、終演後にペンライトを買うという謎の行動に出たこともありました。(“S”型のペンライトを振りながら帰った思い出…)

『たくさんの人に受け入れられたい(=よい視聴率をとりたい)』という考えがテレビのベースではありますが、『目の前の人を喜ばせたい』というライブ的思考も大事にしたいなと改めて思いながら、ライブ終わりに一緒に行った後輩と高らかに乾杯しました(もちろんジンジャーエールで)。

先週のオンエアで、立ち上げ準備から2年半携わったサタデープラスを離れました。

最後のオンエア前日、スタッフリハーサルの時には、いつも徹夜でオンエア準備してくれてるAD陣へ感謝の思いを込めて、隠し撮りしていた写真をドッキリでたくさん披露させてもらいました。オチには、ある1人の彼女の写真をこっそり入手し、暴露しました。ウケました笑。

テレビって、いらんことがいると思うんです。サタプラでどれだけできたかわかりませんが、その思いはずっと持ち続けたいと思います。

思い出はいっぱいあるんですが、ここには書ききれません。ひとつ言えるのは、こんなにスタッフから愛されているMCは初めてだということです。「尿漏れアイドル」といじっても喜んでくれる丸山さん、リハから全力で笑わせてくれる小堺さん、芸歴20年超えてるんちゃうかと思う落ち着きの小島さん。一緒に仕事できたことは、僕の財産です。

MC3人、一緒に戦ったスタッフ、番組に協力&応援してくれたすべての皆さま、ありがとうございました。そしてリハで勝手に写真を暴露したADの彼女、ごめんなさい。

これからも土曜朝はサタデープラスをよろしくお願いします。