関西だと稲葉さんと松本さんの故郷である津山と豊中の公演が予定されており、ほぼ初めての凱旋公演ということで、発表直後からファンの間では大きな話題になりました。
ファンクラブ会員ではこれまで三次受付までされてきましたが、ことごとく外れました。2年ぶりのツアー、キャパの小さなホール公演、そしておそらくコアな選曲という三拍子そろったライブを見られないとなると、対処法はひとつです。もう脳内でツアー自体をなかったことにするだけです。このブログをもって、ホールツアーに関する記憶を消去したいと思います。
そもそも、今年1月にあった稲葉さんのソロライブでZepp Nambaというライブハウス公演で生まれて初めて最前列を経験した僕が、そんな1年の間に二度も幸運に恵まれるわけがないのです。ホールツアーが当たらないことはもちろん、これから下半期で犬に三度噛まれてトントンくらいなのです(噛まれたくないけど)。
というわけで、手帳の“7月23日”に書いてあった『B’z豊中』の文字を消したいと思います。
僕が生まれて初めてライブに行った会場、ワールド記念ホール。そして生まれて初めてカツアゲにあった場所、ワールド記念ホール。
1996年の春、高校1年生になる春休み。同級生2人と生まれて初めてのライブに向かいました。
B'zでした。
当時、追加販売でやっと手に入ったチケットには「整理番号順でご入場いただきます」という表記があったのですが、「整理番号順で入場する」ということ自体がよくわかっていない僕らは、「とりあえず早く行こう」と開場の5時間前には、会場に着いていました(早すぎ)。
とはいえ何もやることがないので、会場周辺をウロウロしていると、正面から明らかにガラの悪い集団が歩いてきました。
ケンカや不良と無縁の学校に通っていた僕は、もちろんしれっと横を通り過ぎようとします。
すると
「バシッ」
肩に何かが当たりました。見ると、1人の不良が僕の肩に回し蹴りをしていました(なんでやねん)。
しかし僕は絵に描いたようなチキン少年だったので、何事もなかったようにその場を通り過ぎました(まぁ今でも同じ行動してしまう気がしますが)。
いったん回し蹴りのことは忘れてコンビニでジャンプを買い、植え込みに腰掛けて友達と読んでいると、人の気配を感じました。
奴らでした。
その中心人物である回し蹴りボーイが、僕にこう言いました。
「お前、俺が回し蹴りの練習してるのに何睨んできてんねん」
耳を疑うとはこのことです。しかし、彼らの難癖は止まりません。
とても困っていると、ダフ屋が近づいてきました。すると不良少年たちはダフ屋に「チケット、いくらで買う?」と話しかけたのです。
その時にわかりました。こいつらは僕らのチケットをカツアゲして、ダフ屋に売るつもりなのだと。
彼らにチケットを渡すことは絶対にできない。同級生みんなで必死に電話して取った、悲願の初ライブのチケットです。
「チケット隠せ」
友達に耳打ちしました。僕はパンツにチケットを隠しました(麻薬か)。
そして「3・2・1で逃げるぞ…3・2・1・今や!」
僕の合図で僕ら3人は植え込みを飛び越え、猛ダッシュ。後ろから怒号が聞こえてきます。
幸いサッカー部の僕とバスケ部の同級生2人はそれなりに足が速く、なんとか駅まで走ってポートライナーに逃げ込みました。
開演まであと4時間。僕らが取った行動は「開演までずっとポートライナーに乗り続けて、ポートアイランドをグルグル回る」でした(三宮で降りるのも怖かった)。
そして開演直前の人混みに紛れて僕らは無事会場に入り、生まれて初めてのライブを満喫。あまりの衝撃に、ライブの次の日にはB'zのファンクラブに入会し、今に至ります。
そんな思い出のワールド記念ホール。その後もB'zやイエモンなど、色々なライブでワールド記念ホールを訪れました。
しかしいつも素晴らしいライブの興奮と同時に、あのカツアゲの不条理な思いが蘇り、なんとも言えない気持ちになるのです。
どうかあの回し蹴りボーイズが、あの後ドブというドブにはまったり、賞味期限切れてもいないのに牛乳飲んだら腹くだしたり、就職活動したら「あなたは文房具に例えたら何ですか?」みたいな変な質問されていますように。
さて、星野源のライブです。
まだツアーは始まったばかりなのでネタバレできませんが、それはもう全身から“絶好調”が溢れ出していて、素晴らしいライブでした。
絶好調具合で言うと、GLAYで言うと『口唇』のあとの『誘惑』の時くらい、ラルクで言うと『虹』のあとの『HONEY』の時くらい、ミスチルで言うと…もうええか。それくらい絶好調でした。
あと、『恋ダンス』はうろ覚えでも楽しいです。皆さんもまずは1人からでも是非。
また一つ増えた幸せな記憶を噛み締めながら、大人になった僕はかつての避難先であるポートライナーを横目に、車で会場を後にしました。
おしまい。
先週は腹が立つ余裕もなく、ブログが書けませんでした。その余裕がなかった理由のひとつの番組の話です。
解散・引退する芸人さんに密着した番組が明日放送になります。
今までジャイケルマクソン・明石家電視台・ソガのプワジ・オールザッツ漫才など、様々なお笑い番組を担当してきましたが、それらをA面とするなら、今回はB面です。
華やかな活躍をする芸人さんの裏で、人知れず解散・引退するお笑いコンビは何を考え、どんな最後を迎えるのかと知りたいという思いに、1組のお笑いコンビが応えてくれました。
それだけではなく、すでに解散したコンビに「なぜ解散したのか?」、逆に売れる気配がないのに続けている苦節芸人に「なぜやめないのか?」という質問を、あえてぶつけてもいます。
VTRを見守るのはTKO木下さん・サンドウィッチマン伊達さん・ナイツ塙さん。
関西ローカルの深夜番組ですが、放送終了後に見逃し配信も行われる予定です。是非ご覧ください。
『僕が舞台を降りる日〜芸人解散ドキュメント〜』は、あす火曜深夜24:59から放送です。
ちなみに次回の腹が立つ話は「AVのズームインが腹が立つ」です。では。
先日、初めてaikoのライブに行きました。関西出身のaikoは、デビュー当時から大阪でラジオのレギュラーを持ち、若いおしゃべり姉ちゃんとしての才覚を発揮していました。
シンガーソングライターとしての才能もすぐに爆発し、全国的にブレイク。『花火』『ボーイフレンド』『カブトムシ』と名曲を連発します。
当時の僕といえば、大学の単位が取れずまさかの留年。2003年に大学5回生に突入しました。そこで同級生と思い出作りにとコンビを組み、M-1グランプリに出場。aikoの『花火』の歌詞をボケに組み込むも、人生で今までにないほどスベり、関係ないのにaikoに申し訳ない気持ちになったりしていました。
ちなみに、僕が死ぬほどスベった時のM-1優勝はフットボールアワー。それから5年後に『ジャイケルマクソン』で仕事をすることになり、心の中で「5年前クソすべりした奴がディレクションしてすいません…」とこれもたまに申し訳なくなったりしていました。
そんなaikoですが、デビューから数年はよく聴いていたものの、ヒット曲歌手ならではの「どれ聴いても同じに聴こえる」状態に入り、しばらく積極的に聴くことはありませんでした。
しかし最近ライブパフォーマンスの評判を度々耳にするようになり、これは一度ナマで味わっておかなければとチケットを入手したのです。
会場はZepp Osaka Bayside。USJのお隣に今年できたばかりの新しいライブハウスです。USJといえば数年前まで毎日放送のスタジオがあった場所で、収録や編集など足繁く通った思い出の場所ですが、毎日放送が撤退した後すぐに『バイオハザード』のリアル脱出ゲームで“呪われたテレビ局からの脱出”みたいのが行われて、すぐにゾンビの住処に変わったことに苦笑いした記憶があります。
さて肝心のライブです。それはもう素晴らしく、ベテランらしくヒット曲&人気曲を随所に配置しながらあっという間の2時間半でした。
まだツアーは始まったばかりなのでネタバレできませんが、お客さんに対する真摯な姿勢と感謝を包み隠さず表すMCは感動的ですらありました。どのライブでもチケット代の高騰が当たり前の昨今で、aikoは5800円。これも「ライブにできるだけ来てほしい」との思いからと聞いて、徹底したファンへの心遣いにハッとさせられたり。
「次のライブも行ってみたい」こう思えたライブに行けてよかったなと思いながら、ゾンビの住処となった元職場を横目に会場をあとにしました。
こんばんは。
先日、牛丼屋に入ったところ「すいません、牛肉が切れたので牛丼以外でお願いします」と言われました。そんなことある?と思いますが、僕は結構あります。
餃子の王将に行ったら「餃子切れました…」と張り紙がしてあったり、カレー屋で「白ご飯がなくて…」と断られたり、“バゲットカフェ”なるところでバゲットを頼んだら「バゲットがなくて、パニーニなら…」と言われたり。そこだけは死守せえよというものがないんです。
今日はそんな飲食店がらみの話。
飲食店のレジで、よく見かける「千円札が不足しております」の文言。
突発的に千円札が不足することもあるでしょう。それは仕方ない。でもよく行くカレー屋のレジには、もう何年も出しっぱなしで真っ黄色に染まった「千円札が不足しております」の張り紙が。
これはもう千円札の準備を放棄してるやん。楽しようとしてるやん。と思うと、いつもレジでイラッとしてしまうのです。
その店が悪いのか、そもそもそんな店に何度も行く僕が悪いのか…?
僕はATMでお金をおろすとき、例えば5万円なら、5万円ではなく、4万9千円おろすのですが、その時点で僕が悪いのだと思っているのかもしれません。
何が一番腹が立つかというと、冒頭に言った餃子の王将の「餃子切れました」の張り紙がもう何度も貼られた形跡のあるクシャクシャだったことなんですが。
100万個で足りんなら101万個焼いて!
★楽しい追伸
今週のサタプラは、丸山さんが宮本亜門さんと新緑の那須高原へ旅に出かけます。また旬のマグロの産地で、賢く美味しい食べ方を学びます。是非。
ライブには大体「ベスト盤的ツアー」と「アルバム引っさげてのツアー」の2種類に分かれますが、この「アルバムを引っさげてのツアー」でたまに腹が立つことがあります。
それはライブのアンコールで、そのアルバムの収録曲を演奏されることです。いや、それは本編に入れてよ、と思うんです。アンコールはあくまで「おかわり」であって、一度本編でキチッと終わってほしい。
アンコールでアルバム曲をされると「いや、アンコールある前提の構成やん」と思って萎えてしまうんです。どのライブでもアンコールがあるのは前提なのはわかってます。でもそこはわかってる上でまとめてほしいんです。
もう10年前になりますが、番組で30歳以上の楽器経験者の女性を集めた「スウィングレディース」というバンド企画のディレクターを務めました。本番は、野外ステージで2000人ほど観客が集まる大きな企画でした。
本番前日のリハーサルで、音楽監督が「よし、アンコールの練習をしよう!」と言い出したので、僕は断固反対しました。アンコールはあくまで演者にとっては「ご褒美」であって、アマチュアバンドがそれを準備しているのが、めちゃくちゃ気持ち悪かったのです。
音楽監督はアンコール用のアレンジを考えていたので多少モメましたが、最後は納得してくれました。
本番、素晴らしい演奏をしたバンドに「アンコール!」の声が挙がりました。音楽監督は「よし、じゃあGから!」と、音楽を知らない僕には意味不明の指示を出して、曲のここしかない!という絶妙な場所からアンコールをスタートし、さらなる喝采を浴びました。
アンコールはアドリブでやってくれとは言いません。でもアンコールは「おかわり」と「ご褒美」の素敵なバランスでやってほしい、という話です。
★楽しい追伸
あと5月末に『芸人の解散・引退』をテーマにした特番をします。どちらも是非。


