Cからの手紙 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

欲望が うごめいている 

小さな 机の上で キャメラが 散乱している

死んでいく パーソナルコンピューターを 遠目で眺めている

月明かりの下の なるべく 人気のない所で

私は あまったるい 詩集を読んでいる

憧れた あなたの 死を

追いかけた あなたの 言葉を

息が詰まる 破片の中で 手紙が 吠えている

自転車に 詰め込まれた 病原菌が 踊っている

過去も 未来も 希望も 革命家も 政治家も 

全てが ゴム製の チープな 存在

夜空の 星も 雲も 流れることを 忘れて 固まっていく 瞬間

私は 途方もなく 長い 相づちを うち続けている

灰色の 勇気の中で 

私は 世界が 始まるのを 水面で 待ち続けている

黄土色の 嫉妬の中で

私は 新しい コミュニティの 原始的な 機能を 探し続けている

そして 喜びの 舌打ちの中に 埋もれて 産まれ 変わるのだ 





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