斜めの人たち | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

最終電車に 乗り遅れた 人々は

斜めの人たち

裸の オオカミのように 彷徨いながら

灰色の 世界を歩く

燻った 眼球から 見る地球は 正方形

かたまりに 固まった 正方形

俺は 皺くちゃな 絵画の中から 赤色を垂らしている

今日 眠りに付けなかった 人々は

斜めの人たち

区切られた ジャングルを おどける様に

真っ直ぐな 水面を泳ぐ

描かれた 人差し指から 生えてくるものは 呼吸のない羽根

生きることを 感じようとしない 真っ白な羽根

俺は ペンキまみれの 部屋の壁から 憂鬱を吐き出している

昨日 泣けなかった 人々は

斜めの人たち

息絶える様に 鎧の中で 水道の音を聞いている

昨日 死ねなかった 人々は

斜めの人たち

タバコの 煙に巻かれて インディアンの言葉を思い出した

明日 生きれなかった 人々は

斜めの人たち



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