黒いトンボ | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

喫煙所中で豪雨


無機質な サヨウナラという 


単純な言葉に 殺されていく


蝕まれていく世界で 僕は パンの耳に隠れて


おもちゃ屋を開く 計画を立てている


メタリックのおもちゃ箱は燃えている


人形の髪の毛は チリチリに焦げて


不安の中にでも 香ばしいニオイが漂う


飴で造られた カラフルな傘を持つ 


人々の笑顔は うつむいている


遠い日 疲れきった肌の側で 


黒いトンボが 飛んだこと


毎日が 夏休みだっとこと



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