春を通り越して | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

アメリカの 口だけの正義に バグの発明


貧困に 困り果てて 頭脳からウサギが生えている


あまりにも洟が垂れるから


華麗さと海鳥を 我が家より持参する


聖者は 鍵盤を食べ損ねて


未来を 土砂降りが流していく


裸のサングラスの中で 小麦粉をこねて


偽りの 栄光の中で チャンピョンを倒す


猿が油の中で 飛び跳ねる音で 目を覚ます


白米の代わりに 敷き詰められた 海老と三匹の豚


花束の水遣りを 最後だと決めて


天狗が 腐り果てるのを 台所で待っていよう


桜の散っていく下で 茶碗を洗いながら


俺は凍っていくのだろう 


春を通り越して




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