正体 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

昨日まで見ていた 夢は遠のいて


木の上から 見下ろしている 子供達


タンバリンをかき鳴らす 風の音


地図の上に 珈琲をこぼしてしまった


染み込んでいく 幻想的なヒロイズム


正義と悪への 熱い人達 水の音


おもちゃ箱の中で 俺は産まれてきたんだ


白いものばかりを 飲み込んできた 今日まで


今頃 どこかで 脱皮したカケラが 骨の音


裸足の靴は いつも磨いてきた


ハンバーガーに挟まれた 残された余命


カウボーイの星の唄と 勇気とナマリの音


ブランコまで ブランコまで たどり着けるのか


チューイングガムまで チューイングガムまで 喰べつくせるのか


ロンドンまで ロンドンまで 歩いて行こうか


理想の種を 街にばら蒔いた


いつ芽が出るのか 待ち遠しくてたまらない


吐き気のする 湿気じみた世界は 何もつまらないから


理想の種を 街にばら蒔いた


いつ芽が出るのか 待ち遠しくて眺めている


光に包まれた 温かい世界は きっと 誰のものでもなくなる





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