種の人々 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

種の人々 


そこで 咲き乱れる 準備を


種の人々


ここで 暴れまわる 準備を


勝ち誇れないままの エイジ


言葉一つで 世界の餌食


捕らわれの 捕らわれの 向こう


ひび割れの ひび割れの 向こう


種の人々


そこで 涙を拭う 準備を


種の人々


ここで 踊り続ける 準備を


笑えず 黄色いままの 米粒


光が見つかるまでの 辛抱の子守唄


オレには 分からなくて


オレには 聞こえなくて


いつ 生まれようか考えている


空気に漂う 粒子の中で


優しさを 見つけるまでは


種の人々


ここで ジャングルジムに登って


地球を見下ろして見ようや


無機質の中を ドラゴン色した


ひな鳥が 横切る 交差点


肌にアイスクリームが 染み込んだ


これで オレも オマエも 一緒みたいなもんやろ?


種の人々


すべてを無視して すべてを忘れて


もう一度 ここで考えてみてくれへんか?








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