サラ・オレイン トリオ 2023 @ザ・シンフォニーホール (2023.07.05.18:30) | 大空のゆめ

大空のゆめ

空が大好き。
飛行機も大好き。
舞台も大好き。
好奇心いっぱいで
夢が広がる。

ザ・シンフォニーホールは、ほとんど行くことのないホールで、思い出せば、1982年のこけら落としコンサートの観客募集で当選して、朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団を聴いて以来ですから、41年ぶりになります。
成り行きとはいえ、行かない、行けないホールということがあるもので、今回は、超久しぶりに行きましたが、Q列であるにもかかわらず、こんなに舞台が近いものかと座席に座ったとたんに感動。天井も高いし、反響板の立派な事。さすがにコンサートホールに特化した設計ですね。もちろん残響時間が異常に長いので、音楽コンサート以外は、開催しにくいようです。

そんな事情なので、このホールに連れて行ってくれたサラ・オレインさんありがとうというのが、最初の印象です。

そんなことで、ホールのロビーの写真です。ホール自体は、3階から上なので、階段がやけに多いです。もちろんエレベータはありますから、人にやさしい建物にはなっています。


 

オープニング前に物販で、寅のトートバッグが販売されていました。

即完売かと思っていましたが、終演後でもまだ販売していました。

売れ行きがはかばかしくないことをMCでも言っていましたが、皆さんそれぞれのご事情があることですから、全く問題ないですとのことでした。

 

さてコンサートですが、盛りだくさんな内容で、堪能しました。
バンドが、ピアノと、バイオリン。ヴォーカルが一人の単純なな構成ですが、とても立派な音になりました。
また小さな箱の楽器(カリンバというそうです、同じサラさんのファンの方から教えていただきました)と、手回しオルゴールも登場して、いろいろなパターンの音楽を奏でていて、飽きることがないです。

衣装は第1部オープニングの登場では、アラジンのジャスミン姫を彷彿させる青緑のドレス。
この衣装で、私の大好きな楽曲アラジンの Speechless を歌ってくれましたから、もう前半でベリーグッドでした。

第2部では、黄色のドレス。これもきれいでしたね。

マイウェイの楽曲の解説は、以前にもされていましたが、今日は、原曲のフランス版での内容が、

ありふれた日常で、朝は忙しく出勤の用意をして、職場に行けば、愛想よくふるまい、自宅に戻ったらまたあわただしい日常になるという内容の楽曲なのです。

これを、フランス語版で、この内容をしみじみと歌い(シャンソンってこのような内容の歌が多いですね。愛の賛歌も本来は、ボロボロの悲恋ドラマみたいな内容だったかと思います)、後半は、おなじみの英語版の歌唱になったら、朗々と自信たっぷりの歌唱になり、すごくいい聴き比べができました。

歌を聴いていて、英語には大分慣れましたが、フランス語はさっぱり分からないです。( ;∀;)

アンコールの歌唱までに時間がかかったと思ったら、銀河鉄道999のメーテルのような衣装・帽子。
松本零士さんへのオマージュということで、この衣装で、ホール内の通路を一周してくれましたので、とても近くで拝見することができました。

そして舞台上で、この衣装から帽子やケープを外して、自由の女神風のティアラと、黒のドレスで、アンコール楽曲の歌唱で最高潮でした。

アンコールは、一応 Time to Say Goodbye で完結みたいな雰囲気でした。
Time to Say Goodbye は、門出に祝う歌みたいな意味があります。と、その後に続けた言葉が、「これから海外でいろいろ活動します」という事で、「今日のコンサート以後しばらくか、長期間皆さんの目の前で歌うことがないだろうと思う。」みたいなことをおっしゃって、国内での活動はしばらくお預けのような雰囲気でした。ということは、今回のシリーズのトリオやカルテットでしばらく活動休止ということのようです。ファンクラブ向けのビデオメッセージでもこのことに触れ、しばらく創造活動に専念するとのことで、その直前の大イベントのコンサートツアーだそうです。

ということは、最後の八ヶ岳でのライブが本当のファイナルコンサートになるようですから、これは、ぜひ参加したいですね。(この赤文字の項目は、7月7日に追記しました。)
一般観客向けのメッセージはこちらです。

 

 


こういうお話をした後に、最後の楽曲 You Raise Me Up を歌いましたが、イントロでは自ら奏でるバイオリンにマイクがついてなくて、バイオリンの生音をホールに響かせて、さすがのホールと楽器のマッチングと思っていたら、歌もPAを経由せず、生歌のアカペラで、ザ・シンフォニーホールに響き渡る歌声。こんな歌唱を今日聴くことができてこれだけで値打ちがありました。こんな充実したコンサート今までなかったです。

歌い終わった後は、バンドメンバーはすでに捌けていますから、おひとりで舞台の両サイド、後方(舞台奥の席があります)、舞台正面で深々とお辞儀。結構長時間お辞儀をされていました。

十分に満足して、帰路につきました。

夕方ホールに向かう時は結構雨が降っていたので、ホールの写真は撮りませんでしたので、帰り際に写真を撮りました。

思いっきり明るく撮影していますから、実際の見え方とはちょっと異なると思います。


帰路は、このザ・シンフォニーホールの場所による不便さにとても困りました。細い歩道で、信号待ちが多数。これはどうしようもないことですけど、とても不便でした。