【戦死した身内をたどる旅】  その1 | いまもとしげきのブログ

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第66回 全日本社会人ボクシング選手権 ヘビー級 優勝
平成26年度 神戸市スポーツ表彰
平成26年度 兵庫県スポーツ優秀選手
獣医師・防災士・大学非常勤講師・日本サッカー協会公認D級コーチ

うちの祖父には戦死した兄が二人います。

そのうち一人は、私の祖母の婚約者。婚約してたのは祖父の兄。フィリピンンレイテ島で戦死したそうだ。
祖母は、その後、祖父と結婚した。

ひょんなことから、フィリピンへ行くことになり、

「どこか行きたいところありますか?」

と、聞かれたので、戦死した場所をたどる旅を、したくなった。
同じ景色を見て同じ場所を歩き、戦争について考えようと思う。

今、祖母はなくなったが祖父は生きている。

話を聞けば、伏見の輜重兵(しちょうへい)だったらしい。
調べたら輜重兵第十六聯隊(しちょうへいだいじゅうろくれんたい)

昭和19(1944)年
4月5日、第十六師團(牧野四郎中将)主力はレイテ島に進出、聯隊(牧野文一大佐)は自動車1個中隊を先遣。

10月20日、米軍は艦船701隻、総兵力7個師團26万名を擁し上陸を開始し、第十六師團は3倍以上の米軍上陸部隊を迎え討つが、大損害。

昭和20(1945)年
7月15日、祖父の兄、戦死。

最終的には、牧野聯隊長以下、聯隊将兵は師團とともにレイテ島で玉砕しています。

レイテ作戦陸軍部隊
通称名 固有名 備考
第35軍司令部 セブ島→レイテ島→セブ島
第26師団
(名古屋編成)
蒙彊よりルソン島を経て派遣(第11連隊第1・3大隊はルソン残留)
第16師団
(京都編成)
レイテ島在島部隊
第1師団
(東京編成)
満州(孫呉)よりルソン島を経て派遣
第68旅団
(満州公主嶺編成)
満州(公主嶺)よりルソン島を経て派遣
第102師団
(熊本編成)
セブ島ほかビザヤより急派
第30師団
(朝鮮平壌編成)
ミンダナオ島よリ急派
第8師団
(弘前編成)
満州・ルソン島を経て派遣

この段階で、祖父の話と合う。

第16師団(垣)司令部(垣6551)

師団長 牧野中将
 歩兵第9連隊(垣6554) 連隊長 神谷大佐
 歩兵第20連隊(垣6555) 連隊長 鉾田大佐
 歩兵第33連隊(垣6556) 連隊長 鈴木大佐
 野砲兵第22連隊(垣6558) 連隊長 近藤大佐
 工兵第16連隊(垣6559) 連隊長 加藤中佐
 第16師団通信隊(垣6560)   渡辺大尉
 輜重兵第16連隊(垣6561) 連隊長 牧野大佐
 第16師団兵器勤務隊(垣6562)   田頭少佐
 第16師団衛生隊(垣6563)   辻 大佐
 第16師団第1野戦病院(垣6564)   安藤少佐
 第16師団第2野戦病院(垣6565)   糸井少佐
 第16師団第4野戦病院(垣6567)   昼間少佐
 第16師団病馬廠(垣6568)支廠   菊川中尉
 第16師団防疫給水部(垣6569)   佐藤中佐

この輜重兵のところにいたんだろう。。。この人。時夫さん。

イメージ 1

馬乗ってる。

さて、この部隊がどう行軍したのか、、、その足跡を探します。

つづく。。。。