動物病院ビジネス???使命???? | いまもとしげきのブログ

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第66回 全日本社会人ボクシング選手権 ヘビー級 優勝
平成26年度 神戸市スポーツ表彰
平成26年度 兵庫県スポーツ優秀選手
獣医師・防災士・大学非常勤講師・日本サッカー協会公認D級コーチ

動物病院は、そこの獣医師やスタッフが生活するための職業です。

そして、彼らにも生活があります。

まれに、そういったことを理解していただけない方がおられるのです。

毎回、深夜に動物相談をかけてくる方、、、、
自分の仕事の都合で、早朝に動物を預けたいという方、、、、
野良猫を毎回無料で治療しろという方、、、

これらすべてに対応するとどうなるのか?
昔の私がそうでした。

要求はエスカレートし、「入院動物の横で寝たいのだけど。。。」
とか、「手術を見学したい。」と言いながら手術中に気分が悪くなたとか、、、、
好き勝手されました。

要求に答えようとすればするほど、こちらのペースを乱されます。
その割に、感謝もされず、要求はエスカレートします。
さすがに体を壊し、スタッフもそれについてきてくれて、体を壊しました。

事情を説明し、スタッフにも十分な休養をとらせてあげたいので、夜間の電話は中止しますという話をしたら良からぬ噂を立てられました。
「儲かったら、夜の急患は診ないんだって・・・」

すごく残念でした。
スタッフは、体を壊す寸前まで、、、、うちの奥さんは流産する寸前まで手伝ってくれました。

その結果が、

「子供作ってる暇があるなら、夜でも診察しろ!儲かったら、余裕の暮らしやなー」

でした。
特に言い返しませんでした。もう、こういう人は二度と来ないと思いました。

儲かる儲からないでやったわけではありませんでした。

それが誤解されたのはすごくしんどかったです。

現在も年中無休でやっていますし、年間350日は診療に出ています。
そのおかげで、先日慢性胃炎と、十二指腸潰瘍内視鏡で診断されました。

医療は精神的に非常にタフでないとつとまらないのです。
私には、その強さがありません。

笑顔で患者さんの横に立ち、少しでも力になろうとしている。ただそれだけなんです。

そういう獣医師もいるってことを忘れないでください。
私には能力もない代わりに、なるべく可能な限り患者さんへの協力ができるようにしたいと思っています。獣医師にも色々とあるんです。どの先生を選ぶかは患者さんが決めることです。

しかし、その先生の方針に自分の価値観を当てはめると、中には私のように辛い思いをする獣医師もいます。みんなと同じくらい家族との時間を味わいたいって思うやつだっているわけです。
中には、獣医一直線な先生もいます。

獣医師だって人間なんですから・・・・・。

わがままな人一人のために多くを犠牲にしたくはないのです。
こんなんじゃ駄目ですか?

でも、私の本音ですよ。
皆さんはどう思いますか?