何年か前、多くの人から愛され、きちんと成果も出している自分ビジネスをしている友人から、こんな質問をされました。

 

 

 

「かえみちゃんは経験ない・・・?今さー・・・私、元クライアントからマウントされているというか、見下されている感じがするんだ」

 

 

「えーー。あるある!(笑)でもそれってさ『流行り病』みたいなもんだと思っているよ。口や態度に出るかどうかはその人次第だけど、わりかし多くの人が通る通過点だよね」

 

 

「あーー!そっか!流行り病かぁ笑」

 

 

 

*****

 

 

これを話題にする方はあんまりいらっしゃらないと思うけど

 

でもコーチやカウンセリング、コンサルなどのビジネスをされている方なら経験ある方も多いはず。

 

 

元クライアントからのマウント。

 

 

 

 

何年か前まではあんなに「〇〇さんのおかげです!」と涙を流して感謝していた人が

あれ・・・?なんか今私を馬鹿にしたような発言しなかった?

 

SNSの私の投稿に対するコメント、なんか微妙に挑戦的で嫌味じゃない・・・?

 

 

 

そんな体験があるともやもやしますよね。

 

 

 

またSNSではこんな人もたまーに見かけます。

 

自己啓発やスピリチュアルにハマっていた過去の自分のような人を批判するような文章を書くとともに

その当時傾倒していた学びに対しても「虚構」「偽物」と断罪して

そして今自分は「本物」を学んでいると主張する人。

 

 

これも過去に対するマウントですね。

 

 

 

 

何を隠そう

 

実は私も「マウントした側」になったことがあります。

 

もちろん公に堂々と批判してはいなかったものの

とあるコミュニティに対して、いつも心の奥底では怒りが湧いていました。

 

 

そのコミュニティに入った最初の頃は

ただただ新鮮で楽しくて

今までとは全く違う仲間にも出会えて

人生の扉が一気に開けたような感覚でした。

 

でも

自分が少しずつ実力をつけ始めた頃から

私の持っている能力(過去に磨いてきたもの)や人脈を利用され始めている気がして

その上、これ以上飛びぬけることができないようなシステムに

学びの精神との真逆さを感じて不信感を持つようになりました。

 

 

「これ以上、ここにいてはいけない」

 

そう感じた私は、そのコミュニティから卒業をすることに。

 

 

そして新たな出会いがあり、新しいコミュニティに属しました。

 

そこでは本当に自由にのびのびと過ごせて

そして今までの自分とは出会うことのなかった素晴らしい出会いにも恵まれ

仕事も一気に躍進することができたのです。

 

 

その頃からこう思うようになったのです。

 

「ほんっとあそこを辞めてよかった!」と。

 

過去のその場所を思い出すたびにイヤーな気持ちになりましたが

それでも「今」が楽しかったので気にしないようにしていました。

 

 

でもそんなある日

心屋仁之助さんや本田こーちゃんのおかげで

私のブログ記事が恐ろしいレベルでバズったことがありました。

 

 

すると爆発的にアクセス数の伸びた私のブログに

以前属していたコミュニティの広告がしれっと貼り付けられていたのです。

 

 

 

それを見た瞬間、自分の怒りが爆発するのを感じました。

 

 

「まだ私を利用する気か!!」と。

 

 

もちろん頭ではわかっていました。

 

別にルール違反ではないし

ここに広告を張り付けたところで、大したアクセスにもならないだろうと。

 

 

でも許せなかったのです。

 

 

卒業した今でも私を利用しようとしているその心根が。

 

私のブログによって、人を利用しようとする心根のある場所に

何もわからない人を誘導することになるのが。

 

 

(ここに書いている文章の出来事は事実ですが、感じたことは「当時の私から見た光景」です。向こう側からしたら、また違う光景になると思います)

 

 

 

この時から私はその場所に対して

今後一切関わりたくないと思うようになったのです。

 

 

でもね

そんな状態だった私が考えを改めたのは

それから数年たってからでした。

 

 

きっかけは

 

私自身が何もかもうまくいかなくなって

どん底に落ちたことでした。

 

 

毎日毎日不安で仕方なくて

自分には何の力もない気がして

でもそれを人に言えなくて

泣いていた毎日。

 

 

あの頃の私は、ちょっと人格もおかしくなっていたように思います。

 

人は不安定になると、痛みや苦しみから目をそらすようになり

それを取り繕うために自分に嘘をつくようになるんですね。

 

そうすると些細な言葉に過剰に反応したり

言動が不自然になるのですよ。

 

 

自分がそういう状態になっていることに気が付いた私は

うっすらとかつてのコミュニティのことに思いをはせるようになりました。

 

 

もしかして・・・

あの人たちもこんなふうに

不安だったんじゃないかな・・・?

 

私は1人だけど

向こうは経営。

どれほどのプレッシャーだっただろう。

 

どれだけ不安な毎日を過ごしていたことだろう。

 

 

そりゃ人を管理したり利用したくなるよね。

不安だもんね。

 

そっか・・・そうだよな・・・

 

私と同じ人間なんだもの。

不安で仕方なかっただけだったんだよな・・・

 

自分のコミュニティを守りたかっただけなんだよな

 

 

 

そっか

 

ああそっか

 

 

 

私がすごく怒っていたのは

すごく失望したからだったんだ。

 

 

もっとちゃんとしてほしい

この学びを教える立場であれば

そんなことをするなんておかしい

 

完璧でいてほしい

 

 

そんな期待を私は相手にしていたんだ。

 

でもその期待を裏切られた気がして

すごくがっかりしたんだ。

 

 

まるで完璧で理想の親を求めるかのように

教えを乞うた人には理想通りでいてほしかったんだ。

 

 

でもそういう期待こそが

私の他人任せにする弱さだったんだな。

 

まるで子供が親に対して理想通りじゃないと

怒っているかのように。

 

 

私も向こうも

ただただ弱い人間だった

 

ただそれだけだったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

そこまで思いが至ると不思議なことに

急に自分の中から感謝の気持ちが湧いてきたのです。

 

 

 

 

それでもあの当時の私は本当に楽しんでいたよなぁ・・・

 

 

あそこと出会ったからこそ

また次の出会いを引き寄せられた。

 

あそこに行かなければ

決して次の出会いの扉は開かなかったはず。

 

あそこに行く前の自分だったら、思いもよらない扉だったもの。

 

 

そんな当たり前のこと、忘れていたなぁ

 

そっか・・・

 

どうしたってあの場所は

当時の私にとって最初の入り口として必要な場所だったんだ

 

うわー・・そう考えると

本当にありがたかったんだな。

 

私に必要なものを与えてくれたんだ。

 

そこには痛みもあったけれど

それすらも私に必要だったんだ。

 

それを「いいものだけほしい!他はいらない!」って

やっていただけだったんだなぁ・・・

 

 

 

 

 

そこまで思いを至らせると

素直に心から

 

「どうかこれからも頑張ってほしいな」

 

そう思えたのです。

 

 

そして自分に対しても

「きっと大丈夫」

 

そう自然に思えるようになりました。

 

 

お互いにこれからきっとより良き方向に向かっていくに違いない

そう確信できるようになったのです。

 

 

この経験はまた私に

「弱いこと」への許可を与えてくれたのです。

 

 

 

****

 

 

自分は正しい!

 

そう主張したくなる時ほど

自分の中の不安や弱さに寄り添う時です。

 

 

自分を信じていれば

自分が正しいなんて主張しなくとも

 

その生き方そのものが

その信じたものを体現してくれます。

 

 

保育士時代、子どもたちに「楽しんでほしい」と願わなくとも

保育士が笑って楽しんでいれば

子どもたちも勝手に楽しんでいてくれたように。

 

 

そして

 

どんな道、どんな入り口から入ったとしても

自分の心の喜びや違和感に従っていれば

 

必ずだれもが本来のあるべき道を進むことになります。

 

 

そこに対する信頼、そして自分をゆだねることが

きっと大きな安心に繋がるのだと

私は思っています。

 

 

 

 

 

結局は大丈夫なのだ♡

 

 

 

 

 

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