本来は文章の書き方を発信するブログなのですが、ちょっとだけ「しゅさ」の話を続けさせてください。

 

実はこのテーマは書いては消し…を1年以上繰り返していました。私にとっては書くのも、公開するのもけっこう勇気と根性がいる内容なのです。


これを書いたら、顔の皮だけじゃなく人間としても一皮剥けそうな気がしているのです!


前回はついに発症した深刻な肌トラブルの症状についてご紹介しました。

 

今回は発症理由不明、治まった理由不明だった症状にようやく診断がくだったシーンを回想していくことにします。
 

 

そして、ようやく「最悪死に至る病」といわれる理由が明らかになります。

 

やっぱり治ってはいなかった


当時の私は割と人生の変わり目が次々と発生していました。

 

・4月   なぞの肌トラブル発生

・7月   肌トラブルいったん収束

・7月末  退職→転職

・8月   肌トラブル再発、体調不良

・9月   転職先でトラブル(?)

・10月  さらに転職

・11月  肌トラブルにようやく診断がくだる

 

 

春先から夏にかけて、会社を休みがちでした。

周りにご迷惑をかけた引け目もあるし、「このままの生活では…」と不安になったのです。



7月末の時点で退職して、1人で開業しようとしていました。

当時はランサーズでがんばれば、ライティングで収入の見込みがあったのです。

 

しかし、知人から「広報の手が足りないから」とブライダルプロデュースの会社に就職。広報と聞いていたのに、野外フォトに連れ出され熱中症で倒れる。その他、当初の業務と違う仕事がどんどん振られるので「話が違う!」と3カ月で退職。


 

退職する前から、今度は司法書士事務所の補助員募集していて「面接だけ行ってくれ」とサクラで行ったら他に応募者がいなくて採用。この期間だけで、履歴書に書く項目が増えました。

 

さて、野外フォトのスタッフとして長時間日光を浴びたのが原因か、体力が削られたのが原因かはわかりませんが7月末に落ち着いていた肌トラブルが8月のお盆には再発。



仕事で行ったセミナーでご一緒になった、親切なご婦人に「あなた顔の作りは端正なんだから余計にかわいそう…」とコレ飲んで!と沖縄のお茶を勧められるほど。
 

 

顔が端正キラキラなんて初めていわれたけど(笑)、そんなことより赤の他人から見ても”かわいそう”な状態にあるほうが深刻でした。


 

心配してくれるのは大変ありがたいけど「他人から見てもそこまで私ヒドイのか…」って思い知らされた。ありがたいけど、複雑。


 

一度は症状が治まっていただけに、再発のショックと合わせてメンタルにダブルパンチ!といったところです。

 

 

そして診断へ…

 

10月に入り、症状はますます悪化。


顔全体が赤くただれ、ただれた部分の皮膚がかたくなって「お岩さん状態」。

 

ウェディング会社の3カ月間で4㎏痩せたはずですが(←こき使われた)、あっという間にむくんだ顔に。

 

 

新しい通勤先近くの皮膚科に行くと「乾燥肌」ではない診断名がくだりました。

 

 

診断名は酒さ様皮膚炎ステロイド酒さ)」酒さとかいて、しゅさと読む)

 

 

聞き覚えのない病名ですが、病名がわかったら治療法がわかる!と希望が見えたのも束の間。

 

 

先生が次に言ったのは…

 

「酒さには確立した治療法がありません」
 

「女性ホルモンが影響しているので自然に治るとしたら70代ころ」

 

 

 

 

 

つまり、治らないってこと?!


 

 

おお、すごい衝撃だ。


70代ってずいぶん先なんですが…、それまでこんな状態なの?


 

ピンポイントで隕石直撃した!と思うほどの衝撃でした。



でも、病名はわかった!一歩前進である。

手がかりさえ、あれば長年のWeb検索力と直感でなにかわかるはず!となぜか前向きに。



さっそくGoogle先生に聞いたところ返ってきたのが

 

「酒さ(しゅさ)は最悪死に至る病」

 

という驚きの検索結果でした。


 

 

もちろん、しゅさ自体は皮ふの症状なのでそれが死因になることはありません。

 

顔がかゆい、赤い、むくむ、総じてダルい!以外、身体的はそこそこ元気です。

 

しかし、

  • しゅさの症状は女性に多い(男性でも発症する)
  • 外見が損なわれるストレス
  • 症状がいつまで続くかわからないストレス
 
しゅさの直接の症状ではなく、長期間の精神的なダメージを受け続けます。しゅさの症状を持つ人は、通常よりうつ病が5倍に増えるというデータもあるそうです。
 
 

 
 
しゅさの症状を悲観してうつ病を発症。その結果、最悪の事態も起こりうる。
 
 
という意味で「最悪死に至る病」とよばれることもあるそうです。
 
 
 
「外見で稼いでるわけでもないのに?」
「もともと絶世の美女でもないのに?」


本人の心持次第だ!そんな意地悪な意見もあるでしょう。

 
でも、実際に外見が収入に直結しない、ぼんやりした容姿の私が証言します。

 
しゅさによる精神的ダメージは容姿も年齢も関係ない!


いつ治るかわからない、これまでの日常が困難となれば、どんな人でもメンタル削られますよ。
 
 
発症当初は「原因不明の病で顔だけが腐って死ぬかも」と思ってました。ヒドイ顔を見られたくないから、棺桶の蓋はしめたままにして…くらいには思い詰めていました。


しかし、ようやく診断名がわかったところで、治療法がわからない。


この症状では生物的な意味では死なないことがわかっても、このままじゃ「社会的に死ぬかも」と思ったのが、人生グラフの二番底となったのです。

 


でもね!

タイトルにもある通り、現在はほとんど回復したといっていいほど症状がありません。

 

そもそも原因不明なので完治の条件がわからない。でも、症状を抑え続けることはできています。発祥前に比べたら外部の刺激には弱いけど、日常生活もふつうに送っています!

 

 

次回は「酒さ様皮膚炎(ステロイド酒さ)」と診断された後、効果を実感できた薬やコスメについて紹介します。

 

つづく

 

関連記事

 

最悪死に至る病”しゅさ”から回復したはなし①へ

最悪死に至る病”しゅさ”から回復したはなし②へ

 

 

\100%フォロー返し強化月間/

 フォローしてね