前回は、肌トラブル前ののんきだった過去を振り返ってみました。


今回はいよいよ、発症編です。
書きながら思い出してツライけど、がんばる!
 

いっきに悪化、治らない!


症状が出たのは、5年前の春。

 

過去にも出ていた、まぶたや額の赤味がこめかみや、ほほの一部に広がりはじめました。


 

当初は「またカサカサしてきた。保湿しておこう」程度でしたが、しばらくしても治らない。

 

それどころか、どんどん範囲が広がっていく? と心配な日々を1週間ほど過ごしていたある日。

 

 

顔だけが、かゆい・熱い・赤くなるという症状に襲われました。

 

それからは悪化の一途をたどるのみ。

 

  • フェイスラインから上が真っ赤にただれる
  • 顔全体がむくむ
  • 顔全体が細かいブツブツに覆われる
  • そのブツブツの一粒一粒が化膿する
  • 顔の皮膚がウロコ状(びらん性皮膚炎)になる
  • 顔の皮膚が剥がれてヒラヒラまといつく(日焼けしたみたい)
  • 顔が常に熱い、体温も微熱が続く
 

顔に熱がこもっていてかゆい!
体調も悪い!
 
 
なにより顔面がびっくりするほど赤くなってしまいました。天狗のお面と変わらないくらい。それなのに、フェイスラインから下は通常のまま。
 
 
皮脂が多い額やアゴにニキビが出るのは理解できます。
でも、皮脂が薄いまぶたにニキビはなかなかできないでしょう?


それなのに、上下のまぶたの毛穴のひとつひとつが化膿するんです。

 
顔が熱い → 濡らしたガーゼで冷やす 
すると、肌に触れた部分のガーゼには膿と思しき汁(?)がつくのを見て

 
特撮ドラマ『牙狼』の牙狼が倒すホラー。人間にホラーが憑依すると「気絶することもできずに生きながら腐りながら死んでいく」という設定を思い出し


このまま顔が腐って死んでしまうと思いました…。

 

どこを受診しても原因不明

 

皮ふ科

 
そんな症状で皮膚科に行ったのですが「乾燥肌です」と処方されたのは、保湿で有名な「ヒルドイド」。
 
そんな!赤ちゃんのお尻がカサカサしたときの薬で治まるか!! 
 
案の定、効果はなし。
むしろ、赤味が増す一方でヒリヒリ痛くてつけられない。
 
 

アレルギー内科

 
皮膚科じゃダメだということで、次にアレルギー内科を受診。
そこでは「アトピー」と診断されました。
 
 
たしかに妹は幼少期にアトピーがひどかったけど、私はとくに問題がなかったのですが…。他の部分にはアトピーの症状はないけど…。


しかし、他には原因が見つからず納得できないままの治療へ。

 
そこでは、皮膚の炎症止めの点滴を発症当初の一番ひどいときには毎日。その後は1日おきくらいに点滴に通っていました。(その時に「自分の血を飲む健康法」をすすめらた)
 
 

内科

 
ちなみに、カゼで受診した別の内科の先生に聞いたら「血を飲んで治るなんて聞いたことがない」と一蹴されました。
 
 
 

症状は一進一退、いや一進二退

 
アトピーなのかは不明でしたが、炎症止めの点滴をすると、直後から翌日くらいは若干症状が軽減します。
 
翌朝、起きて「これなら大丈夫そう!」と出社すると、午前中の終わりには、かゆみと熱っぽさでダウン。

 
早退して病院で点滴するような生活。
 
 
顔の症状はマスクでは隠し切れないので、周囲の人に心配をかけるばかりで心苦しかったです。



4月に発症して、5月のゴールデンウイークは寝たきりで過ごしましたね。

 


顔の症状がひどくて外出したくないのもありますが、ほんとうに体調が悪かったのです。熱が上がってくると、顔がかゆくなるのでずっと水枕をして寝ていました。



他には、アレルギー科の先生にいわれて「小麦断食」もしていました。

 

 

当時は食欲もないし、顔が治るなら小麦なんて食べなくていい!と思ってた。(←小麦を食べたから悪化するとかはなかったけど)


顔だけでなく生活自体がゾンビのような毎日でした。

何も楽しいことはないし、仕事にも行けない、原因も治療法も不明で、ふさぎ込むだけ。





ひみつのアッコちゃんの真逆の思想へ…
 


友だちも家族もかける言葉が見つからないようでした。


 

それでも6月の下旬くらいから、徐々に赤味が引き回復の兆しが訪れました。赤白の陣地の取り合いみたいな状態が続きましたが、次第に白い方が優勢に!


点滴が1日おきになり、点滴から太い注射になり、7月にはようやく毎日会社に行けるようになりました。

 

赤味は引いたけど、むくみはその後もしばらく継続。

そして一番変わったのは肌のハリ。


 

指で押しても弾力がない!熟れたトマトのようにどこまでも沈みこむような感じ。シオシオの水風船みたいになってしまいました…



むくみをとるマッサージをしたいけど、強く触れたら皮膚が破れそう!


 

皮膚を清潔に保つ、保湿する以外のことはできなかったなぁ…

 

ひとまず治まったものの


7月には小康状態へと落ち着いたものの、不安は依然と残ったまま。

 

 

とにかく発症した理由が原因不明。
治まったのも原因不明。

 

 

どの薬が効いたのか、食事療法が効いたのかもわかりません。何も解決していないのです。


とりあえず「顔が腐って死ぬ前に治まってよかった」と安心したのも束の間。

 

 

ほんの1月後、夏場を迎えてさらにひどい状態で再発するのを、当時の私は知る由もありませんでした…

 

 

 

つづく

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