「占星学とは」について、「おおっ!」と感動した、とてもすばらしい文章と出会いました。
それは『占星学とカバラ 生命の木』という本のp.10に、「集積された知識」という見出しとともに書かれている、次の言葉です。
「占星学は多くの観察者による何世紀にも及ぶ努力の結果である。
情報の獲得と総合は、啓示とは極めて異なったプロセスである。
ここでは、諸原理は、観察を統合し天体の影響の包括的描写を作り上げることによって発見される。」
二行目に、「啓示とは異なった」とあるのは、この本自体が「二つの古くからの学問である占星学とカバラを近代心理学の光のもとに結びつけ、運命の仕組みを考察するさい、より一層の洞察が得られるように試みた。」ものであるからです。
カバラのほうは、「啓示が枠組みの基礎として用いられてい」て、「秘教的知識が鍵」になっていると、p.03に書いてあります。
啓示が枠組みの基礎として用いられているカバラと比較することによって、占星学が持っている本質が、際だって浮き立ったようにも思えます。
「そうだよなぁ、そうなんだよなぁ」と、何度もこの文章を繰り返し読んで、味わっています。