シトリン夫婦は夕食のみを一緒に食べる「夕食婚」である。
自宅を本宅と呼び、仕事場を別宅と呼ぶ。
シトリンは夕食のみを旦那様と食べるために本宅に帰っているのである。
これは「別宅の取説」のカテゴリーに入れるべきだとはおもうけど・・・
「別宅の取説」は時系列で書いている。いずれ先ではいれるということで。
今起こったことである。(2022/5/18 17時)
202号室のシトリンの机の上には2台のパソコンがある。
2つともデスクトップでスピーカーは外付けである。
パソコンはそこそこのものだが、スピーカーはとても安いやつ。音が出ればいいレベル。
2ヶ月前くらいに左右のパソコンを入れ替えた。
と言ってもモニターもスピーカーもそのままの位置で本体からの配線を変えただけである。
いままでは、右のモニターが仕事用。
左のモニターが、検索用だった。
いまは左が仕事用。右のモニターが検索用になっている。
本当はスピーカーも入れ替えたかったが、ケーブルの長さが足らず、そのまま使用していた。
左右を入れ替えたころから時々右側のスピーカーからバリバリという音がしていた。
いままで仕事用で使っていたので、右側のスピーカーから音を出すことがなかった。
今日は朝からいつも以上にバリバリという音がしている。
もう古いから買い替え時かな?
モニターもぼちぼち。買い替えならばモニターの内臓スピーカーを使うから、外付けスピーカーは不要になる。
音質にはこだわらないので、当分このままでいいやと思っていた。
刑事もののドラマが好きなシトリンは、昼から右側のモニターに「記憶捜査2~新宿東事件ファイル~」を流しながら左のモニターで仕事をしていた。
電話が入ったので一時停止
すると、スピーカーがバリバリと音を立てた後
「広島市〇〇区 □〇△ どうぞ」とはっきりと聞こえた。
まるでシトリンの好きな「シグナル」というドラマで昔と今が繋がる無線機のように。
一時停止中の画面にはパトカーが映っている。
しかしシトリンは冷静に考えた。一時停止しているのに、音声だけ流れるわけはないしぃ。
モニターに映っているのは「新宿区」である。
スピーカーからは「広島市〇〇区」という音声。
これを別宅〇〇〇の仕業だというのか?
シトリンはググった。
「PC外付けスピーカーから警察の無線が入る」
ヒットした。どうやらそういうことは「ある」らしい。
決して別宅に「いる」らしいではないようだ。
いつもお読みいただきありがとうございます。
乳がんに関するブログときどき更新しています。
ポチっと押していただけると励みになります。