王者フルトンの前評判は高かったが、井上尚弥の秘めた才能は、既存の王者をも打ち砕く、圧倒的な試合だった。
試合巧者のフルトンがラウンドごとにポイントを稼ぎ、最終的には判定で勝利する、という予想もあった。だがこの試合を見る限り、判定の試合は実力が伯仲している選手同士か、強打を待たぬ者同士の試合であって、一方が極端な強打とスキルを持っていると、その一発を12Rしのぎ切るのは難しいと、改めて思った。
この試合、世界でも注目をされていて、日本時間に合わせて欧米にライブで中継されたという。
日本ではNTT Docomoの新しい配信サービス、Leminoの独占配信だった。ここまでのビッグファイトをテレビ局が中継する時代は終わったのかと考えさせられた。
ただひとつ、気になることがある。この映像が国際映像であるのであれば、ある特定のカメラの画像が調整されていなかったことだ。ゴールポストのリモートカメラはいい。だが多分、客席上部後方の斜俯瞰カメラの映像は全てブルーがかっており、見にくかった。
ホワイトを取っていない。色温度がメチャクチャだ。アイフォンで撮っても、まだマシと思われる。ひょっとして会場の防犯用監視カメラでは? とすら思った。
このブルー画像と、ちゃんとした画像が度々スイッチングされたのだが、見ている方は相当なストレスだ。
ここまでのビッグイベント。中継を担当したのがどんな組織7日は知らない。しかしLeminoの配信は夕方から行われていて、カメラチェックは出来ていたはずだ。
井上尚弥の歴史的な試合にミソをつけたのは、アスリートでも観客でもない。映像だ。
眼をいたわる。
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