Mon 240205 梅が咲いている/京都大生の「今井先生ですか?」/天満橋の大盛況 4491回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 240205 梅が咲いている/京都大生の「今井先生ですか?」/天満橋の大盛況 4491回

 諸君、もうとっくに梅が咲いている。2月3日というのだからもう一昨日のことになるが、朝11時に京都の北野天満宮に出かけてみたら、白い梅も紅い梅も、清々しい早春のカホリで境内を満たしていた。節分、マコトにおめでたい。

 

 京都の節分は、田舎者のワタクシなんかの想像も及ばないほど華やかである。大晦日というか初詣というか、いや街の雰囲気はそれ以上に華やかである。お正月があり、1月10日には「十日エビス」で盛り上がり、そこからまた半月でこんな賑やかな節分がある。羨ましい限りである。

  (2月3日、節分の北野天満宮。もう梅が綺麗だった 1)

 

 その節分に、梅が咲く。それもホンの1輪とか2輪とか3輪とか、「寒風に耐えてちらほら咲き始めた」みたいな可憐な世界ではない。すでに5分咲き、いや7分咲きになっている梅もある。

 

 枝垂れ梅はまだまだつぼみが固いようだったが、これはもう諸君、「臨時ニュースを申し上げます」「梅がぼんぼん咲き始めましたぞ」というレベルである。

 

 それにしても、早過ぎないか。ワタクシの気持ちの中では、梅がこんなにたくさん花開くのは、早くても2月中旬、普通なら2月20日過ぎ、そう思っていたのだが、北野天満宮では「御土居」の隣の梅園が、もう梅見の客を入れている。こりゃやっぱり温暖化ですかいな。

  (2月3日、節分の北野天満宮。もう梅が綺麗だった 2)

 

 はるかな昔、まだ民主党政権が健在だった頃、ちょうど同じ時期に京都・北野天満宮を訪れたことがあった。秋田で公開授業があって、まだ運行が続いていた夜行寝台特急「日本海」に乗り込み、日本海沿岸沿いに一気に朝の京都に到着した。

 

 あの時は、まだ梅は咲いていなかった。2月の朝の冷気がキリッと境内を引き締めていて、寝台特急であまり眠れなかったためかマブタが重かったけれども、その冷気でスカッと目が覚めた。梅もまだまだつぼみが固かった。

 

「どうしてこの時期の北野天満宮に?」であるが、そりゃ諸君、当たり前だ、大ベテランとは言ってもワタクシはまだまだ現役の予備校講師だ。学問の神様・天神様に、生徒諸君の合格祈願に来たのである。あの寝台特急の朝も、今年の2月3日も、同じことである。

  (2月3日、節分の北野天満宮。もう梅が綺麗だった 3)

 

 と、まずキレイゴトを言っておいて、2024年の今井君は、実際には節分の京都を満喫しにきただけのことである。八坂神社・吉田神社・壬生寺・北野天満宮・廬山寺・清荒神とまわり、豆まきやら壬生狂言やら、鬼法楽やら御神楽やらイノシシ鍋やら、朝から晩まで早春の京都を満喫してこようと考えた。

 

 すると、北野天満宮の石段を降りてきたところで、「もしかして、今井先生ですか?」と声をかけられた。マコトに優秀そうな男子であって、尋ねてみると「いま京都大学に通っています」「地球物理学を専攻しています」「北野高校の出身です」とおっしゃる。そりゃ優秀そうなはずだ。

  (2月3日、節分の北野天満宮。もう梅が綺麗だった 4)

 

「今井先生のC組から入って、B組 A組と受講しました」「今も東進の校舎で担任助手をやっています」「大阪の十三にある校舎です」とのこと。「今の生徒たちにも見せたいんで」と、早速いっしょに写真に収まった。

 

 十三と書いて、「じゅうそう」と読む。始発・大阪梅田駅を出発した阪急電車は、神戸方面・宝塚方面・京都方面、3方向の電車が十三まで並走し、十三でそれぞれの目的地に分かれていく。大阪府立のトップ校・北野高校はその十三の駅から徒歩でわずかのところ。近くに美味しい酒まんじゅうの店がある。

  (2月3日、節分の北野天満宮。もう梅が綺麗だった 5)

 

 やっぱり諸君、「キレイゴト」と謙遜してはいても、やっぱりワタクシは大ベテラン予備校講師。こうしてこっそり北野天満宮を参拝すれば、さすが天神様はキチンとご存知で、元生徒の京都大生に遭遇させてくださる。

 

 受験生諸君、ますます気を引き締めて、勉強に励んでくれたまえよ。またまたオマモリの意味で、2月3日の天満宮と、飛梅はじめ境内の梅の写真を数枚貼り付けておくから、よかったらスマホにでも取り込んでオマモリにしてくれたまえ。ついでに、同じ2月3日の廬山寺で退治された赤鬼さんの写真もどうぞ。

(2月3日、京都・廬山寺。鬼3匹は、見事に退散させられた)

 

 さて、すでにブログのほうは2ヶ月近く遅れて、いまだに1213日の大阪梅田にいるのである。梅田での講演会は、出席者230名の大盛況になった。会場は阪急梅田駅から徒歩1分、大阪工業大学の大ホールを使用した。

 

 対象は、高校受験を控える中3生とその保護者。それこそ「北野高校を志望しています」という諸君がメインである。大阪の塾としては抜群の成績を誇る「馬渕教室」の主催。北野高校の1学年は約300名であるが、このところ馬渕教室の出身者が毎年280名を超える。

 

 こりゃたいへんな実績であり、こういう塾で講演会をやらせてもらうのは、大学受験予備校の大ベテランにとってもマコトに光栄なことであって、そりゃでっかい力こぶが両腕に盛り上がる。あんまり盛り上がるとつい「延長しました」などということになりかねないが、そこはさすが今井君、時間ぴったし、ダラシない延長は一切ナシだ。

  (2月3日、節分の北野天満宮。もう梅が綺麗だった 6)

 

 翌14日は、横浜で公開授業。ならば普通は「いったん東京に帰って」と思うだろうけれども、1216日には午前10時から再び大阪で講演会の予定。いちいちホテルをチェックアウトしていては煩雑きわまりないから、そのまま大阪に滞在して、横浜からは最終の新幹線で大阪に戻るスケジュールにした。

 

 横浜での公開授業については、すでに書いた(Fri 231215 大阪↔横浜を新幹線往復/横浜で京大2022年の難問を解説する 4467回)。ところどころ書いたり飛ばしたりして申し訳ないが、まあ諸君、許してくれたまえよ。

   (12月15日、京都三条木屋町「豆水楼」を訪れる)

 

 横浜で使用したテキストは、横浜なのに何故か京都大学の2022年の長文読解問題。横浜校の校舎長が、7種類もある今井の公開授業用テキストの中から、しっかりこれを選択してくれた。

 

 さすがじゃないか。どうしても「難しすぎるんじゃないか」と尻込みしがちなテキスト選びであるが、しっかり&じっくり選べばやっぱり京大・東大・旧七帝大、やりごたえも読み応えも、共通テストの問題なんかとは別格の充実感があり、「よーし、これならこの先生の授業を受け続けてみよう」という意欲もどんどん湧いてくる(はずだ)。

(豆水楼は、湯豆腐の名店。2023年に2回、今年になって1回、いやはや頻繁に訪問している)

 

 さて今度は12月16日の講演会であるが、同じ大阪でも「天満橋」が会場。対象は梅田の会場と同じで中3生とその保護者、またまた「馬渕教室」の主催で、巨大なオフィスビルの大会議室を、5つぶちぬいて開催することになった。

 

 出席者、約500名。500名を超える講演会は、さすがの今井君でも1年に3度か4度しかない大イベントだ。

 

 コロナ以来、感染防止のため「一席あけ必須」の時期が長く続き、よほど大きな会場でないと500名以上での開催は難しかった。3000名もキャパがあるコンサートホールなら可能だが、キャパ3000名のところに500名だと、今度は逆に悲しいほどガラガラ感がつのるのである。

 

 だから、2023年を締めくくる大阪での連続講演会が、次から次へと超満員ということになると、ワタクシの心の中はもう感謝&感激の嵐であって、だからこそ横浜から大阪にとんぼがえりまでして16日の天満橋会場に駆けつけたのである。

  (12月16日、大阪天満橋の会場は、500名の大盛況 1)

 

 この日のこの会場では、ワタクシの講演以外にもいろいろ大きなイベントがあったのだが、朝早くから詰めかける人々は、ほとんどが今井君の講演会目当て。いやはやマコトに晴れがましい。他のイベントの人々も、「いったい誰が来るんだ?」「誰か有名タレントか何かか?」と目を丸くしていらっしゃった。

 

 予定通り、午前10時に登壇。「登壇」と言っても、大会議室を5つぶち抜いた会場だから、別にステージがあるわけでも何でもなくて、普通のホワイトボードが3枚1列に並んでいるだけであるが、まあ要するに500名の人々が集まっている前に立つのだから、気持ちとしてはあくまで「登壇」、それで構わない。

  (12月16日、大阪天満橋の会場は、500名の大盛況 2)

 

 で「緊張するかどうか」であるが、何しろ1年で100回、この10年で1000回、東進移籍以来19年でおそらく2000回近く、そういうことになれば別に緊張はない。ただし、12月16日の天満橋と12月19日の天王寺とで2023年を締めくくることになると思えば、締めくくりの緊張感はある。

 

 それでもやっぱり、終了予定時刻の11時半でぴったり終了するところが、さすがの大ベテランではある。喋りまくり&語りまくって汗まみれ。滴り落ちる汗をハンカチで拭いながら語り続けると、ハンカチ1枚ぐっしょり重たくなるほどだ。

  (12月16日、大阪天満橋の会場は、500名の大盛況 3)

 

 そのハンカチを握りしめながら、会場を後にする。この頃はなかなかタクシーが来ないが、それでも何とかタクシーに飛び乗って、大急ぎで難波に駆けつける。お昼ではあっても、難波なら祝杯がナンボでもあげられる。祝勝会も懇親会もお食事会も「ナシ」が恒例になってすでに丸3年が経過、ワタクシはお馴染みの「単独祝勝会」に走るのである。

 

 その単独祝勝会、場所は言わずと知れた難波地下街の「おか長」。ジャガイモのおでん、大根のおでん、鯛のカブト焼き、鯛のカブト焼きが1匹目で品切れになったので、お店のオネーサマの機転で「メニューにはないですが」、ハマチの釜焼きをいただいた。いやはや全てたいへんオイシューございました。

 

1E(Cd) Barenboim & Chicago:SCHUMANN/4 SYMPHONIEN 1/2

2E(Cd) Barenboim & Chicago:SCHUMANN/4 SYMPHONIEN 2/2

3E(Cd) TOSHIYUKI KAMIOKA&WUPPERTAL:SCHUMANN/SINFONIE Nr.4

4E(Cd) Holliger & Brendel:SCHUMANN/WORKS FOR OBOE AND PIANO

5E(Cd) Argerich:SCHUMANN/KINDERSZENEN

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