Mon 221212 行け行け♡モロッコ/伏見稲荷で狂言とウズラ/滋賀と京都の大盛況 4303回
11月8日は滋賀県の栗東駅前、11月9日は京都駅前「キャンパスプラザ」、ともにかなり大きな規模の公開授業が、夕暮れの時間帯から予定されていた。しかし諸君、せっかくの京都&大阪だ、午後から夕方の早い時間帯まで、楽しめることは残るくまなく容赦なく楽しまなきゃ、大ベテラン今井の名がすたる。
伏見稲荷大社の「お火焚き神事」、前回の記事にたっぷり写真も掲載したから、ワタクシがどれほど遠慮なしに秋の京都をエンジョイしたかは、読者の皆さまにもイヤというほど伝わったはずだ。
残念ながらあの美しい紅蓮の炎、日本チームの準決勝や準々決勝進出に繋がりはしなかったが、嬉しいじゃないかモロッコのベスト4進出、今井君はこのままフランスにも勝ってアフリカ勢初の決勝進出を目撃したいのである。
(11月8日、京都駅前「キャンパスプラザ」の大盛況 1)
ワタクシがモロッコを旅したのは、2017年のこと。2週間滞在したマラケシュの町から、延々4時間も5時間もバスに乗って大西洋岸の「エッサウィラ」という町まで、2度も小旅行を試みた。
だから、エッサウィラで小学生集団どうしの乱闘を目撃したのは、もうかれこれ5年も昔のことだ(Thu 170413 め組の喧嘩/干しぶどう再説/モロッコ少年団の喧嘩(モロッコ探険記38))。
ということは、あの時12歳ぐらいだった小学生たちは、すでに17歳か18歳の少年に成長し、カタールのスタジアムで夢中でモロッコ代表の応援を繰り広げているかもしれない。いや、すでにモロッコのユースチームのメンバーとして、虎視眈々と代表入りを目指しているかもしれない。
(11月8日、京都駅前「キャンパスプラザ」の大盛況 2)
まあ諸君、伏見大社の美しい炎の思い出はこのぐらいにとどめておいて、11月8日のワタクシは「とりあえず『千本鳥居』でも散策するかね?」と、重い革靴の足を引きずりながら、千本鳥居の方向を目指した。チャーチ社製の革靴を履いて行ったのは、そのまま滋賀県栗東の公開授業に向かう予定だったからである。
同じチャーチの革靴で、今年3月には奈良・東大寺二月堂のお水取りも見に出かけた。いやはや今年はホントにたくさんの炎を眺めて歩いた。摩利支尊天のお火焚きも目撃したし、8月16日の夜にはやっぱりこの革靴で京都五山の送り火も眺めに出かけた。
(11月8日、京都駅前「キャンパスプラザ」の大盛況 3)
東進で過ごしたこの18年で、チャーチ製の革靴を2足履きつぶした。黒の一足は2005年から17年間、チョコレート色のもう一足は、2008年から14年間。武蔵坊弁慶か佐藤忠信なみに忠実にこの今井判官義経に仕え、さすがに今年の春2月、靴としての引退を迎えた。
14年間、17年間、こんなに忠実で無心に支えてくれる家来なんか、滅多に存在するものではない。2足を手厚く葬ってから、今年3月、新しいチャーチをおろした。
3年も前に購入したが、前の2足との長い付き合いを平気で断ち切るのがイヤで、新チャーチ君には何と3年間も、ハコの暗闇で過ごさせることになった。地面の下で7年過ごすセミ君たちみたいに、実に辛抱強く待ってくれた。
(伏見稲荷、お馴染の「千本鳥居」。その入り口で「(株)電通」の黒く太く力強い文字に圧倒された)
さて、伏見稲荷「千本鳥居」であるが、ここを訪問するのはおそらく10年ぶり。この10年は中国や韓国の皆さまで強烈に混雑していたから、しばらく訪問を躊躇していた。
その千本鳥居の一つ目、おお、驚くじゃないか、赤い鳥居にはマコトに大きく太く力強い真っ黒な書体で「(株)電通」の文字がある。ごく短期間しかいなかったとしても、やっぱり電通は我が古巣の1つである。
(夕暮れの近づいた伏見稲荷大社の勇姿。この時間から、たいへんな数の修学旅行生が集結し始めていた)
オリンピックや万博に絡んでいろいろ難しいこともあるらしいが、やっぱり自分の古巣の文字とこんな晴れがましい場所で遭遇すれば嬉しくないことはない。「(株)電通」のたくましい文字を眺めてホレボレしただけで、もう千本鳥居は歩いてみなくていいことにした。
その代わり、本殿の横の能楽堂で演じられていた狂言を2本、しっかり眺めていくことにした、演目は「栗焼」と「腰祈」、東京の能楽堂あたりで見れば4000円も5000円も払わなきゃいけない狂言が、2本で0円、しかも最前列で満喫できたのである。
(伏見稲荷、本殿横の能舞台。狂言2本を最前列で満喫した)
狂言を楽しんだ後は、大鳥居の前の名店「稲福」でウズラを食べなきゃいけない。「すずめ」と「うずら」があって、前回の訪問の時には「すずめ」を選択したワタクシであったが、何しろこの3時間後に滋賀県での公開授業を控えている身。大人しくウズラにしておく方が無難じゃないか。
というか、メニューにはもうスズメの文字が見当たらない。もっと丹念に探すか、お店の優しいオネーサマに尋ねてみればいいのかもしれないが、とにかくこの直後の公開授業が大事だ。授業の真っ最中にぴよぴよ、スズメどんたちみたいにさえずり始めたらたいへんだ。
(伏見稲荷の名店「稲福」で、ウズラと稲荷寿司を満喫する)
ついでに、小ぶりのお稲荷さんも1個。そういえばこの数日後、羽田空港のダイアモンドメンバーラウンジで、稲荷寿司を十数個、たった1人で皿に盛り、マコトに勇ましく盛大に胃袋に収めているオジサマを見かけた。
ワタクシが高知に旅立つ日だったから、あれは11月21日。いやはや旺盛な食欲とは、文句なしに気持ちのいいものである。今井君だって、生牡蠣にステーキにハンバーグ、好きなものならあのぐらいの旺盛さでワッシワシいける。しかしお稲荷さんテンコモリの十数個は、うーん、悔しいが今の今井は行けそうにない。
というのはウソで、おむすび系列なら、別にお稲荷さんじゃなくても、塩むすび・焼きおにぎり・シャケでもタラコでも何でもござれ、ゴマシオなんてのもいいですな。ついでにお茶漬けもサーラサラ、若い諸君がみんな目を回すぐらいの勢いで、貪り放題に貪ってみせる。
(名店「稲福」の稲荷寿司。十数個は軽く行けそうだ)
まあそんなこんなで、11月8日は滋賀県栗東の公開授業、出席者約120名。翌日は京都駅前の大好きなキャンパスプラザで公開授業、出席者約200名超。キャンパスプラザは大学の大講堂並みの階段教室、黒板も上下に稼働する黒板6枚があって、これほど授業のしやすい会場は滅多にない。
何と言っても、生徒たちにキチンと机があるのがいい。10年前の若き今井君は、まだ「90分のほとんどが雑談」というスタイル。1時間半を爆笑の渦の中で語り尽くすというスタイルなら、別に生徒に机なんかいらなかった。
(JR奈良線「稲荷」の駅から、ワタクシハ滋賀県栗東の公開授業に向かった)
しかし諸君、さすがの今井君もこの頃はグッとマジメにスタイル変更にカジを切り、毎回必ず長文読解問題1問をカンペキに解説するのである。使用する問題も、東京大・京都大・早稲田大・筑波大・名古屋大というレベル。予習ナシの生徒たちが、机ナシで座って聞き続けるのはさすがに苦しいだろう。
写真を見るに、若干の「密」が感じられるが、これは第7波と第8波のちょうど中間の頃。この後で第8波と思われる状況がやってきて、この次の週の後半あたりから、またまた厳しい「1席あけ」ないし「2席あけ」ルールが復活した。「ちょい密」なムードも、この時だけのヌカ喜びに過ぎなかった。
1E(Cd) Alban Berg:BRAHMS/KLARINETTENQUINTETT & STREICHQUINTETT
2E(Cd) Backhaus(p) Böhm & Vienna:BRAHMS/PIANO CONCERTO No.2
3E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/EIN DEUTSCHES REQUIEM 1/2
4E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/EIN DEUTSCHES REQUIEM 2/2
5E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY No.1
total m22 y923 dd27930