Thu 220901 ホレ見ろ「梅雨明け」訂正だ/野生動物の皆さま/夏シリーズが終了 4261回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 220901 ホレ見ろ「梅雨明け」訂正だ/野生動物の皆さま/夏シリーズが終了 4261回

 9月1日の夕暮れ19時、東京・渋谷区では重苦しい遠雷から、激しい落雷の連続に変わり、いわゆる「ゲリラ豪雨」に襲われることになった。

 

 雰囲気は、もうすっかり亜熱帯。こんなに頻繁に都心にスコールがやってくるようでは、ワタクシが高1の時に地理で習った懐かしい「ケッペンの気候区分」なんかも、どんどん見直していかなきゃいけないだろう。

 

 だから気象予報士の皆さんも、気象庁の幹部の皆さまも、今までの知識やら論理やらを、全て再点検するしかない。今年6月下旬に明らかにフライイングで出してしまった「梅雨明け宣言」、本日になって「間違いでした」とマコトに素直に訂正なさった実直さに、ワタクシは喝采を送りたい。

(7月31日、大阪・法善寺横丁「かもふく」で鴨鍋を貪る 1)

 

 そして諸君、この「防災の日」にあたり、ワタクシは「文系アタマもいいもんだ」「古老の知恵を大切にしなきゃいけない」の2点を強調しておきたい。

 

 マスコミの皆さまも、ネット記事のライターの皆さまも、お目目をしっかり見開き、お耳をしっかりカッポじって、しっかり理解していただきたい。文系アタマや古老の知恵が、未来社会の理系アタマを圧倒的に凌駕することだって少なくないのだ。

(7月31日、大阪・法善寺横丁「かもふく」で鴨鍋を貪る 2)

 

 要するに「ホレ見ろオジサン」に過ぎないのであって、「ホレ見ろ、やっぱりバントしただろ」「ホレ見ろ、やっぱりピッチャー交代だろ」と、外野席で自慢げに叫んでいるオジサマたちとおんなじだ。しかしまあ諸君、今井が1ヶ月前の記事に記した以下の2パラグラフを読んでくれたまえ。

 

早合点で出してしまった「6月の梅雨明け宣言」を、気象庁サイドがいつ頃どうやって取り消すのか、大いに興味のあるところだが、早ガッテンやオテツキを取り消すのは、どんなに早くても早すぎるということはない」

 

 「むしろ『実はあの後で本格的な梅雨に入りました』だったんじゃないか。その前の1週間余りの雨天&曇天は『梅雨のはしり』だったんじゃないか。だって6月中旬から下旬にかけて滞在した『梅雨明け宣言前』の大阪で、雨の日はたった1日しかなかった」

 

 (Thu 220721 梅雨明け宣言/京都水族館/小説文の消滅/山椒魚とクラゲとイルカ 4245回)より

 

(7月31日、大阪・法善寺横丁「かもふく」で鴨鍋を貪る 3)

 

 ね? 18歳の11月下旬に医学部進学を断念したスーパー文系アタマの今井君、古文・漢文・現代文には受験勉強の必要を全く感じなかった超文系人間の今井君のほうが、理系スーパーエリートや、世界1位ないし2位のスパコンやAIの判断を凌駕する可能性は、決してゼロではないのだ。

 

 だから諸君、数学や物理や化学が死ぬほどキライなのに、マスコミやライター諸君の「これからは理系アタマが必須」というご意見に踊らされて、フラフラ理系の世界に足を踏み入れる必要はないのだ。

(イノシシ諸君に警告。むやみに出てくるとイマイに食われるよ。京都「平野屋」のイノシシ鍋、2020年11月)

 

 若い諸君は、自分の興味に任せて、社会学をやりたまえ、心理学をやりたまえ、ドイツ文学でもイタリア美術史でも北欧神話学でもかまわない。

 

 どうしてそんなに数学や統計学にこだわるんだ? どうして井原西鶴や鶴屋南北やホメロスを読まないんだ? 深く奥ゆかしい古老の知恵は、実はそういうところにギュッと詰まっているはずなのに、なぜ間違いだらけの方程式にそんなにこだわるんだ?

(イノシシ諸君に警告。むやみに出てくるとイマイに食われるよ。京都「畑かく」のイノシシ鍋、2022年1月)

 

 つい5日ほど前、「京都市中心部でイノシシが大暴れ」という記事が新聞に出ていた。「京都市中心部」も何も、イノシシが捕らえられた場所は「烏丸御池のあたり」と言うんだから、要するに京都市役所に至近、ホテルオークラに乗っ取られたばかりの「京都ホテル」の目の前である。

 

 可哀想なイノシシ君は、鴨川沿いに北山の奥から南下してきたらしい。まさにその頃、ワタクシはイノシシ君の住処であるはずの北山・宝ヶ池のホテルに滞在中だった。ニアミスというか何というか、8月下旬のイノシシ君と今井君は、ほぼ同じ地域の猛暑の中を右往左往していたわけである。

 

 確か8月23日の夜、今井君は北山通りから北大路、北大路から鞍馬口、イノシシ君が潜んでいたのと同じ鴨川沿いの暗がりをウロウロしていた。

 

「六地蔵めぐり」の締めくくりで「鞍馬口地蔵」に向かう途中であったが、鴨川は街灯1つない暗がりで、イノシシ君が至近距離でスーハー&スーハー、熱い呼吸をしていても全く不思議はない雰囲気だった。

(クマ君たちも決して油断めさるな。イマイの食欲はクマ君にも及ぶ。2022年2月)

 

 ワタクシは、マコトに獰猛な哺乳類だ。カモにシカにイノシシにクマ、「ジビエ」といえばヒト聞きはそんなに悪くないが、要するに野生動物のお肉を遠慮なくいただく食物連鎖の頂点に君臨し続けている。

 

 ラクダのお肉もいただいた。ヒツジのお肉を「臭い」などと批判する人がいれば、その人のお皿の上の羊肉を全ていただいて我が胃袋を満たすだけである。真っ赤なお鼻のトナカイさんだって、ノルウェー・オスロのお店でワッシワシ、激しい咀嚼の対象とした。

 

 哺乳類にこだわることはない。領域は爬虫類にも及び、ワニさんも我が食欲の対象であるし、両生類のカエルさんたちも今井の貪欲を避けることはできない。ワニは西新宿にかつて存在した「ロース・ド・サハラ」で、カエルは遥かな昔、池袋サンシャインシティの店で堪能した。

(7月31日、大阪・法善寺横丁「かもふく」で鴨鍋を貪る 4)

 

 だから諸君、京都や神戸の街にイノシシが出現したら、「ここは危ないよ」と優しく諭してあげてほしいのである。

 

「ボーズアタマの怪しい中高年男子がうろついているよ」

「あれは『イマイ』と言って、すこぶる危ない男子だよ」

「油断してると、あっという間に食われるよ」

「油断もスキもない、危険な男子だよ」

可愛いイノシシ君や、かよわいシカ諸君に、そう言って注意を促していただきたい。

(7月31日、大阪・法善寺横丁「かもふく」で鴨鍋を貪る 5)

 

 その危険なイマイ大王が、公開授業ラッシュやら講演会ラッシュやらで、全国行脚を続けている時はいいのだ。特にこの夏はイマイ大王、炎暑の関東平野を右往左往するうちに、悪魔のようなその食欲をすっかり失い、「アルコール入りの液体以外は胃袋に入れたくありません」みたいな弱音を吐いていた。

 

 しかしイマイ大王、そろそろ炎暑から解き放たれて食いたい放題、か弱いシカに孤独なイノシシ、ハンバーグでもステーキでもカツでもシャブシャブでも、当たるをさいわいワッシワシ、咀嚼と嚥下の勢いは、とどまるところを知らない貪欲さを回復しつつある。

(2022年夏の思ひ出、小田原編。東京駅で購入した「天むす弁当」を食らいつつ、新幹線で小田原に向かった)

 

 夏シリーズの最終盤、ワタクシはホントにホントに関東平野の炎暑の中で気を失いそうになっていた。

 

 7月24日の群馬県沼田から帰京し、翌25日は東京都練馬。出席者100名。27日は吉祥寺スタジオからの双方向授業「難関私大編」。28日は神奈川県小田原、出席者120名。夏シリーズ締めくくりの29日は、埼玉県川越、出席者150名。全て「密」に見えないこともないので、写真の掲載は遠慮する。

(2022年夏の思ひ出、埼玉県川越編。懐かしい黒板での授業がマコトに楽しかった)

 

 こうして、長かった夏シリーズも残るは8月20日の福井会場のみとなった。しかしそれまではまだ20日以上も間が空いている。そこで『ワタクシは諸君、とりあえず7月31日から8月3日まで、大阪ミナミに短期滞在して、またまたプライベートな関西旅行を満喫することにした。

 

 それと言うのも、言わずと知れた「人形浄瑠璃」を眺めるのが名目上のメインではあるのだが、国立文楽劇場それ自体は8月2日のみ。その8月2日を中心に、大阪ミナミで「夏の食いだおれ」をやりたい。実はそっちのほうがメインなのである。

 

1E(Cd) Incognito:LIFE, STRANGER THAN FICTION

2E(Cd) Incognito:FUTURE REMIXED

3E(Cd) Incognito:ADVENTURES IN BLACK SUNSHINE

4E(Cd) Incognito:WHO NEEDS LOVE

5E(Cd) Incognito:NO TIME LIKE THE FUTURE

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