Sun 190324 春シリーズ完了/ANAが心配 Part 2(冬ロンドン再訪記2)3817回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 190324 春シリーズ完了/ANAが心配 Part 2(冬ロンドン再訪記2)3817回

 3月20日の池袋と、3月21日の神奈川県湘南台で、2019年の早春シリーズがカンペキに終了した。最終盤5回はずっと苦手の「首都圏近郊」であって、行き帰りの通勤電車で風邪を引くことを心配していたが、どうやらその辺も無難に乗り越えた。

 

 明日からはずっと吉祥寺のスタジオにこもって、授業収録の日々である。「ずっと」とは正確にどのぐらいずっとかと言うに、4月&5月いっぱい、もしかすると6月上旬まで続くかもしれない。

 

 だからこそ、ここで風邪なんか引いている場合じゃなかった。首都圏近郊に向かう往路の電車の中でも、渋谷区のオウチに帰還する復路の電車でも、近くの席でゲホゲホ咳き込むオジサマがいれば、直ちに別の車両に移動するほどに気を遣った。

 

 だって諸君、E組・D組・C組・B組・A組、合計110回分の特設単科講座を、テキストも全て新規に編集して収録し直そうというのである。出来ることなら、全ての新講座を伝説となるような最高の講座にしたい。

(春シリーズ完了のお祝いに、「赤坂四川飯店」で超辛中華料理を貪る)

 

 何しろ高い受講料をいただくのだ。

「風邪ひいて、声が出ませんでした」

「風邪をひいて、ずっと鼻声でした」

「口内炎ができて、うまく発音できませんでした」

その他、病気を理由にしたダメな講座は一切許容したくない。

 

 その辺マコトにおこがましいようだが、ワタクシの理想はやはりイチロー選手なのである。ケガも病気もしない理由について、「ボクがいくらもらってると思ってるんですか?」と、鋭い視線をインタビュアーに送り、一瞬の間をおいてニヤリと笑う。おお、さすがにカッコいい。

 

 おそらくゼロ1つか2つは違うのであるが、ワタクシだってやっぱり「いくらもらってると思ってるんですか?」とキリッと問い返したいのである。風邪なんかダメだし、口内炎もダメに決まっている。

 

 ホントは「二日酔いもダメ」と言うところであるが、さすがにそこまでストイックになれないところが、ゼロ2個分の違いになってあらわれる。そのあたり、この世の中はマコトに厳しいのである。

(赤坂四川飯店、フカヒレの姿煮。春シリーズ完璧完了祝いなら、ちょっとぐらい贅沢してもいいじゃないか)

 

 更に言えば、ホントは「旅もダメ」なのかもしれない。強烈な公開授業ラッシュの間を縫ってモナコに10日なんてのは、世間様が聞いたら「何やってんですか?」と、ギュッと叱られちゃうかもしれない。

 

 しかしまあ、許してくれたまえ。海外の旅は今井君にとって日々の糧であり、国内にジッとしていれば確実に仕事のクオリティが低下する。仕事への覚悟が高まれば高まるほど、旅への欲求も急上昇する。

 

 だから今回はモナコ周辺の南フランス10日の旅に抑えておいたけれども、現在の今井君はクロアチア20日の旅だの、場所は明示しないでおくがアラビア圏への長い旅だの、そういう計画の立案に夢中なのだ。

 

 厳しく長い新講座収録の日々が終われば、その先には6月上旬から8月上旬まで夏の全国行脚が続く。だからクロアチアでもアラビア圏でも、次の旅は8月下旬から9月中旬しかありえない。いやはや、ずいぶん長く国内でじっとしていることになりそうだ。

(陳建一どん監修の麻婆豆腐。山椒が強烈に効いて、3時間は口の中が麻痺していた)

 

 思えば今回の早春シリーズは、122日の千葉県北習志野や1月26日の函館から始まり、途中に驚きのモナコ滞在10日間をはさんで、2ヶ月で約30回の長丁場だった。東奔西走に南船北馬の連続は、ほとんど超人的と言っていいと信じる。

 

 それ以前の記憶はもはや地平線のかなたであって、「あれれ、1月上旬&中旬のワタクシはいったい何をしていたっけ?」と首をひねるほど。その朦朧&曖昧模糊とした記憶の向こう側に、「そう言えば12月下旬にはロンドンに滞在していたんだっけ」というボワっとした思ひ出が残っている。

 

 ホントは直近のモナコやニースやマントンの旅の思ひ出を書きたいのであるが、やっぱり「ものは順番」であって、すでに次第に薄れていくロンドン再訪の記憶の方を、先にキチンと記録しておいた方がいい。

 (2018年12月22日、ビッグベンは大改修工事中だった)

 

 あの時も、1222日の夜まで埼玉県浦和で仕事をしていたのである。羽田を発ったのは23日午前11時だから、いやはやイチローや福本や柴田の盗塁みたいに、まさに油断もスキもない。一瞬のスキがあれば、今井選手はあっという間に海外にいる。

 

 なお、福本(阪急)と柴田(巨人)が分からない人には、さすがにもうググっていただくしかない。「盗塁王」で検索のこと。パパに聞けば、広島の高橋慶彦・横浜の屋敷・巨人の松本、さらにオジーチャンに質問すれば南海の広瀬や広島の古葉など、往年の名選手の話で親子3代盛り上がること請け合いだ。

(右の赤いのがロンドンアイ、右の青いのが宿泊先のマリオットホテル。その上空には雲に隠れたお月さま)

 

 というわけで、盗塁王ならぬ海外王イマイは、年末の仕事が終了してわずか10時間ちょいのうちに機上のサトイモとなったわけである。いやはやその素早さ、イチローどんのスーパービームに「劣るとも勝らない」というヤツである。

 

 つい4年前には、公開授業会場の石神井から直接フィレンツェに向かったし、この間のモナコだって、新宿の講演会場でS田センセ(数学)やI野センセ(国語)にちゃんと挨拶する間もなく、あっという間にヒコーキの中に闖入していた。

 

 しかも諸君、どういうわけだかビジネスクラスにアップグレードしてもらっていた。エコノミーで予約していたのだが、久しぶりに「ダブルブッキングとなっておりまして」、無料アップグレードと言ふことに相成った。マコトにおめでたい。

  (ロンドン・マリオット前のクリスマスデコレーション)

 

 そうやってクリスマス♡イブイブのビジネスクラスに入れてもらっておきながら、「ANAが心配だ Part 2」なんかを書いていてはいけないのかもしれないが、7年連続のダイアモンドステータスを獲得するほど利用しまくっている今井君だ、ちょっくら正直なところを書かせていただこう。

 

 ワタクシは今から20日前の記事で、国際便エコノミークラスのお食事のクオリティ低下を嘆かせていただいた。ここでしつこく繰り返すのも恥ずかしいから、その点については以下の記事を参照のこと。20年も昔の若く精悍な今井君の勇姿も見られる仕掛けになっている。Sun 190303 応用をやるには、基礎をやれ/ANAが心配だ(京都すみずみ29)3808回

 

  エコノミー料金でビジネスクラスに闖入させてもらっておいて、そのくせブツブツ愚痴を言うのもどうかと思うけれども、どうだい諸君、この日のビジネスの食事を3枚ほど写真でお見せする。

 

① シャケのフレークのかかった魚料理

② ワインで煮込んだ牛肉料理

③ 追加でお願いしてみたお好み焼きとお蕎麦

もちろん自らの写真の腕の未熟さを嘆くわけであるが、あれから3ヶ月経過しても、やっぱりどうしても美味しそうには見えないのである。

    (① シャケのフレークのかかった魚料理)

 

 幸いワタクシは、ダイアモンド会員専用の空港ラウンジでたっぷり無料のメシを詰め込んでからヒコーキに乗る。だからエコノミークラスの時には、乗り込んだ時にもう「食事は不要です」「ドリンクだけでOKです」と、担当のCAのオネーサマにお伝えする生意気な態度をとっている。

 

 しかし諸君、そのラウンジも国内線のほうは、どんどん心配な方に突き進んでいる。空港の大改修で「新しくなりました!!」と、職員さまは嬉しそうなのであるが、新千歳でも伊丹空港でも、那覇でも福岡空港でも、何だか急激に居心地が悪くなった。

       (② ワインで煮込んだ牛肉料理)

 

 仕切りの一切ない開放的な空間を演出したのは、隈研吾氏であるとのことである。世界的な建築家、東京大学教授。マコトに有名な御仁であって、今井君みたいなシロートがつべこべ申し上げられる対象ではない。

 

 しかし諸君、どの空港の国内線ラウンジも、いきなりみんな居心地が悪くなっちゃった。疲れた中年オヤジにとって、仕切り一切ナシのスタイリッシュで広大な開放的空間は、その疲れを休めるのに適してはいないように思われる。

 

 ソファからは、肉体が容赦なくズリ落ちる。どのぐらい容赦なくズリ落ちるかは、座ってみた人でなければ分からない。建築家もANAの担当者も、きっと疲れた状態でソファに座る実験をしていないに違いない。

   (③ 追加でお願いしてみたお好み焼きとお蕎麦)

 

 ソファの前には、小さな丸いテーブルが1つだけ。荷物を置く場所も、コートをかける場所もない。しかもその丸テーブルに蹴つまづく。テーブル面が小さすぎて、パソコンの操作もできない。

 

 パソコンをいじるには、マコトに硬くマコトに小さなベンチに腰掛け、スタバのカウンター席とほぼ同じ大きさのテーブルに向かってパチパチやる。

 

 改修前のテーブルには東進の受講ブース同様にキチンとした仕切りがついていたが、今やダイアモンドのラウンジテーブルにも、仕切りは一切ナシという有様だ。

 

 壁のない開放的空間では、のんきに居眠りもできない。もちろん上品な今井君は鼻クソなんかホジらないしヨダレも垂らさないが、きっと他のオジサマたちは「鼻クソもほじれない」「ヨダレも垂らせない」と、ご不満が募っているに違いない。

 (ロンドン・マリオット、お菓子で作ったビッグベン+α)

 

 ま、ANAの現状について、その種のツマラン不平&不満を増幅させながら、12時間後の今井君はヒースロー空港に到着していた。ヒースローからタクシーに乗り込んで1時間、ちょいと乱暴な運転にヒヤヒヤしつつ、クリスマスの買い物客で大混雑のロンドン中心部に向かった。

 

 宿泊は、大改修中のビッグベンからテムズ川をはさんで斜向かい、由緒正しきマリオットである。10年前のロンドンで10泊した時はグリーンパーク付近のシェラトンホテルだったが、ビッグベンやウェストミンスター寺院を訪ねた時にこのマリオットを訪れ、「すげー♡」「いつかこのホテルに泊まりたいな♡」とホノボノ憧れた。こうしてついに10年前の憧れが実現するのである。

 

1E(Cd) IncognitoLIFE, STRANGER THAN FICTION

2E(Cd) IncognitoFUTURE REMIXED

3E(Cd) IncognitoADVENTURES IN BLACK SUNSHINE

4E(Cd) IncognitoWHO NEEDS LOVE

5E(Cd) 寺井尚子:THINKING OF YOU

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