Sun 091213 「ブログをヤメようかな」という弱気の虫 「広告強制」になってしまった | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 091213 「ブログをヤメようかな」という弱気の虫 「広告強制」になってしまった

 昨日最後に書いた「ブログ、ヤメちゃおうかな」という弱気の虫については、すでに11月中旬からイナゴの大群のように湧き上がってきていたもので、イナゴの大群は「惨劇」「ハンガリー語の嵐」「ヒゲも凍りつく厳寒」「それでもヒタイを流れ続ける血液の混じったリンパ液」その他、カニ蔵を絶え間なくションボリさせるそういう強風に煽られて、ますます勢力を増していった。もともと「おそるおそる」「おっかなびっくり」「顔を赤らめながら」始めたブログである。080605「ブログ開設にあたって」を読み返せば、どれほどおっかなびっくりだったか、余りに如実に伝わってきて、ごく客観的に読者として読むと、筆者である自分でさえも可哀想に感じるほどである。


 それでも何だかすっかり調子に乗って、気がつけば1年半、約500日間にわたって休むことなく継続してきた。2009年のPV数は、ついに103万件にのぼった。完全な個人のブログで100万を超えるPV数というのは、その「おっかなびっくり度」を考えれば驚異的である。ニャゴロワ&ナデシコはもちろん、ブログ継続に協力を惜しまず励ましてくれた人々や、毎日熱心にアクセスしてくれた非常に幅広い年齢層の読者の皆様にも、まさに感謝感謝なのである。今回、20日も更新が滞ったあげく、弱気の虫の大軍について告白して「このまま、ヤメちゃうかも」などと発言するのは、本当は許されないことなのかもしれない。

 

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(2010年、干支として生きトラ)


 しかし、11月中旬、BIGLOBEのウェブリグログに問題が生じたことは事実である。「広告必須化のお知らせ」というメールが、突然ユーザー全員に届いた。「12月中旬以降はブログの画面に広告が強制的に入ります」というのである。これまでは「広告ブロック」の設定をすれば、それで広告なしの画面を保つことができたのだが、もうそれは許されないというのだ。しかも、いったいどういう内容の広告が入るのか、ユーザーには選択の余地がない。かってに広告を入れられ、いったん入れられてしまったら、文句もいえないし、抗議の道もない。


 実際、12月中旬から下旬にかけて、名前も知らないおかしな予備校の広告が今井ブログのトップページに入って、驚かれた読者もいただろうと思う。このままでは、例えばアダルト系とか出会い系とか、おかしなドラッグの通信販売とか、いきなり画面上でそういう広告がピコピコ動き出さないとも限らない危険性があったのだ。


 カニ蔵クンのブログでも、ケータイ版ではとっくの昔から広告が入っていて、その内容についてはここで触れたくない。多くの読者が高校生や大学生である今井ブログの性質上、アダルト系の広告が入るのはブログの存続にもかかわる大問題なのだが、ケータイ版では一切おかまいなく、アダルト系アニメの広告が挿入されたりもしていた。たびたびの抗議にも関わらず(ありがたいことに、今井君のことを考えてBIGLOBEに抗議してくれる人が存在するのだ)、「個別の対応はできません」。ケンモホロロなのである。

 

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(箱の中にかくれトラ)


 遠くハンガリーやチェコの地にあって、しかもヒタイから汁をダラダラ流しながら、一応パソコンは持参したのだからブログチェックだけは欠かさなかったのだが、こういう状況では「記事の更新」どころではなかったのである。うっかり更新して、記事の中の用語にプロバイダーなりグーグルなりのコンピュータが反応して、以前からこのブログでも指摘しているようなバカげた広告が、「Ads by Google」に思いっきり派手に登場するようでは困るのだ。


 だから、この半月は怠けていたのではなくて、ブログ画面上にバカげた下品な広告が氾濫する事態を避けるために、更新を「控えていた」、そういう方が正確である。1年半、おっかなびっくりながらもA4版にして1000枚を超える記事(1人でこんなに書くなんて、まさに前代未聞の分量ではあるまいか)を書き続けてきたのは、何よりも広告のないキレイな画面に励まされてきたからなのである。早くも登場したヘンな予備校の広告に誰よりガッカリしたのは、今井君自身であった。


 なお、BIGLOBEウェブリグログでは「プレミアム会員」というのを設定して、今井君みたいな気難しい広告アレルギーのユーザーに対する手当も準備してくれてはいる。月に210円支払ってプレミアム会員になれば、強制的に広告を入れることはしない。たった210円だ、払いなされ払いなされ、それで広告強制を免除してもらえるなら、安いもんじゃござりませぬか。そういう制度である。なんだか、時代劇にいくらでも登場する下っ端のユスリ&タカリと、何らえらぶところがない。

 

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(目立ちたくないと思っトラ)


 もともとおっかなびっくりで、もともと恥ずかしがりながら、やっとのことで執筆を続けている人間としては、たった210円のことであっても、「そうまでして続けなきゃいけないの?」になってしまうのは当然の成り行き。ミスドやスタバを1回思いとどまればいいだけの値段。ココイチでトッピングを我慢すれば済む程度の値段。小学生のお小遣い程度で、イヤらしいピコピコ広告を全部排除できるとしても、「だったらヤメた方が早くないか?」であり、イナゴの大群はそれだけのことで非常識なほど活気づいてしまう。


 とにかく、今井自身聞いたこともない予備校の広告が「週3日通うだけでいい」などとバカげたことを言ってピコピコし始めたのは確かだった。今井の常識では、予備校は通えば通うほど効率的で、できれば週7日通うべきなのである。筆者の考えと逆のことを、筆者のブログの画面に広告されてはたまらない。

 

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(静かな場所を探しトラ)


 そこで、帰国直後の12月30日、その辺のことにたいへん詳しい人間に頼み込んで(今井君はその程度のこともマトモにできないのである)、「プレミアム会員」なるものに申し込んでもらい、あっという間に画面上からイヤな広告はすべて消えた。スッキリ綺麗な画面に戻ったことは間違いない。


 しかし、画面はキレイに戻っても、気持ちの方は全く釈然としない。NECとBIGLOBEへの不信感は募るばかりである。ユーザーみんなから210円ずつ徴収しないと、立ち行かないような企業になっちゃったの?である。ま、半月も更新が滞っていたのには、そういう事情も存在したことを付記しておく。


 ついでに、今井君はバカではないから、「広告強制」のメールがきてから今日までの1ヶ月半にわたって様々な画策に動きだし、「それなら、別の安心できる場所を探します」という行動もとっていたのだ。そのことについては、近日中に正確に書くことにしたいと思う。