Wed 090909 これから何を書くか、予告いたします ニューヨーク最終回 but one | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 090909 これから何を書くか、予告いたします ニューヨーク最終回 but one

 これで23回にわたって、ニューヨーク滞在記を書いてきた。次回の滞在記24回目を最後にしてそろそろNYを締めくくりたい。あらかじめ断っておいた通り、このブログはあくまでプライベートな日記である。予備校講師のブログだからといって、軟弱きわまりないものにする考えは、当初から毛頭なかった。そのことについては、しつこいようだが開設第1回(080605参照)に書いた。というか、
「受験生のみんなに、熱いメッセージ送りまーす」
「みんな、いいかい? よく聞いてくれ」
「うっひょピョーン、英語の今井でーす。更新♡遅れて♡ごめんちゃい♡」
「今日は、さとピョン&かとキチ(まあそういう講師仲間がいると仮定して)に連れられて、高円寺のライブに行ってきたゾー、メッチャよかったゼイ」
みたいなのは、さすがに「うーん」である。

 

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(クリスマスのセントラルパーク。Catcher in the Ryeの主人公Holdenが、物語前半でひどくこだわる水鳥たち。真夜中のこの池で、最後に残った25セント硬貨4枚を投げるシーンは印象的である)

 この年齢になって「うっひょピョーン」も何もあったものではないだろうし、「みんな、いいかい、大事なメッセージだ。聞いてくれ」とか騒いでもウザイだけだし、オジぐまサンが「誰と飲みにいった」「誰とケンカした」「誰と仲がいい」みたいな身辺雑記なんか書いても、読むほうは面白くも何ともないだろう。そもそも、この20年間の少子化で、そんな余計な浪人予備校生文化が、日本から消滅しかけていることを前提にして始めたものなのである。

 

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(セントラルパークのメリーゴーランド。Holdenが妹Phoebeの姿を眺めるラストの場面である。ついつい物語を現実の場所と結びつけすぎるのは、「冬のソナタ」ツアーのヨン様ファンとちっとも変わらない)

 ただ、それでも「オジサンの身辺雑記」はなかなか人気があって、とにかく予備校の話題さえ書けば、書いている本人が驚くほどのPV数になる。一方、ボローニャ紀行、コモ湖紀行、マッジョーレ湖紀行を書いた昨年と同じように、ニューヨーク滞在記を書いても、「そんな外国の旅行記を読んでも仕方ない」というか「メンドイ」という反応のほうが多かった。


 しかし、誠に申し訳ないが、これからも旅行記は書かざるをえない。これはあくまで「オジサン日記」であって、「うっひょピョーン」ではないし、「うっひょピョーン」ならいろいろ若い予備校講師のブログでも検索すればいくらでも見つかる。それがよければそういうのを見ていればいいのである。だから、本当に申し訳ないのだが、このあと1週間ほど、9月上旬と中旬の身辺雑記を(あくまで備忘録として)書き留めた上で、次は2008年12月のロンドン滞在記、その後に続いて2009年夏アイルランド&スコットランド紀行を書くことになりそうだ。

 

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(セントラルパーク「カナル・カフェ」。映画の中で、どれほどたくさんのカレシとカノジョが、カフェの前から水のなかに転落するソックリなシーンを演じてきたか、数えきれないほどである)

 もちろん、10月以降、講演会の連続で全国を駆け回り(12月中旬までで全部で21回、「飛び回る」という表現を使うところまではいかない)、11月7日の早稲田祭などもあるから、仕事関係その他「身辺雑記」部分も適宜入ってくることになる。すっかり忘れていたが、まもなく「今井の英文法入門」(上・下巻)も出来上がってきて、書店の店頭に並ぶ。その関係の宣伝もたっぷりしなければならない。うにゃ。ブログも忙しい。ニャゴロワやナデシコにも、たくさん登場願わなければならない。

 

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(セントラルパーク、ヴィヴァルディを演奏するパフォーマー)


 さて、ニューヨークも最後のほうになれば、まずあまりの食事の量にウンザリするようになり、KITANO New York「白梅」で癒される日々が多くなって、「さて、そろそろ日本に帰るかねえ」と、身体が要求し始める。ヨーロッパだと2週間、ニューヨークは10日でこの「身体の要求」が始まるから、何事も無理をしないように、海外旅行はこの程度の長さに留めている。それ以上の長さの、2ヶ月も3ヶ月にもわたる放浪みたいなことは、中年になると肉体が持たないから、30歳ぐらいまでに早めに経験しておいたほうがいい。

 

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(ツキノワさんの帰りを、パソコンを抱っこして待つナデシコ)