家に着いた俺たちは、すぐさま俺の部屋に向かった。そして、すぐにゲームを起動させる。そして、最初からを選択すると、
「魔法と科学、異なる2つの文化が交じりあうウィルガイアへようこそ」
そんな文章が画面に現れた。俺はワクワクしながら、次へ進める。
「今から、貴方の分身となるキャラクターを作ります。いくつか質問をしますので正直に答えてください。」
俺は、自分のキャラクターを作った。
「仲間として、もう3人作れますが、どうしますか?」
そんな事を言われたら、作ろうとするのが人間だろう。と言う事で、ユリのキャラクターも作った。
「それでは、ウィルガイアへ行ってらっしゃいませ。」
そんな文章が出たあと、画面が輝いた…
それから8年後の高校2年の春。俺とユリは教室でいつもの様に話をしていた。内容はもちろんアニメについてだ。あの日から俺は、オタクに向かってまっしぐらの人生を送ってきた。そして、あれからユリは、俺の一番の話し相手になっていた。
今日は、俺の家で、新しく買った「ポータブルヒューマン」と言うRPGゲームを一緒にやる予定だ。このゲームは、魔法と科学、全く異なる2つの文化が交わった「ウィルガイア」を舞台に、主人公が魔王を倒しに行く物語だ。
苦痛の6時間目を無事に終え、ユリを連れて家に向かった…
帰って来てからも、俺の興奮は全然冷めなかった。それどころか、あのコントローラーの感覚を思い出すと、気分が高まり身体中が熱くなる。どうやら俺は完全にゲームにハマってしまったらしい…
その興奮が治まらないまま、気が付くと夜が明けていた。
仕方なく寝不足だが学校に向かう。一応授業には出たが、内容なんて覚えている訳がない。その日は結局机に座って寝ているだけだった。ユリは俺に気を遣って、休憩時間も話し掛けて来ないで、そっとしておいてくれた。何?気を遣ってくれたんじゃなくて、話し掛けたくなかったんじゃないかって?俺とユリは一緒に遊んだ仲だぜ?そんなこと有り得ねぇって。とりあえず俺は、学校が終わると同時に家に帰って寝ることにした。