カイトは、短く切った金色の髪をツンツンに立たせていた。服装は、赤色の半袖にジーンズ。手には、革手袋をはめている。
カイトの格好は、一言で言うと今どきの若者スタイルだった。ただし、ジーンズの両サイドに付いてるホルスターからは、テレビでしか見たことないような、いかにもな拳銃が覗いている。しかも、普通なら拳銃なんて身に付けていたら、不自然極まりないが、カイトには、何の違和感もなく馴染んでいた。だが、それが彼をただ者じゃないと告げていた。
その人たちは、よく酒場にいるらしいので、街の酒場までやってきた。
リンに促されて、恐る恐るドアを開ける。酒場と聞いて、西部劇のようなイメージがあったが、中は意外と綺麗でどっちかと言うと、お洒落なバーみたいだった。
「マスター、この客の中にレベル10以上の奴がいるって聞いたんですが?」
「あぁ、『斬新奇抜』のことか。」
「斬新奇抜?」
「通り名だよ。『斬新奇抜』のカイト。そこに座ってる金色の髪の少年のことだよ。」
マスターの目線の先には、1人の少年がいた。
な~んて、意気込んでいると、
「あなた、もしかして…あの森の中に入ろうとしてる!?あんな危険な森に、たった一人で!?」
リンに、ものすごい勢いで心配された。
「そ…そんなに、危険なところなのか?」
恐る恐る訪ねてみる。
「えぇ…推奨レベル10以上。つまり、少なくとも10以上のレベルがないと、まずやられる…そんな場所なのよ!?」
10レベ…それは、すごく簡単なんじゃ…?そう思ったが、実際は大変らしい。この街では、2ケタのレベルの人は数える程度しかいないらしい…
その人たちに、話を聞こうと、俺たちは動き出した。