ファッション業界の3人のスーパーモデル、ジゼル・ブンチェン、ケイト・モス、カーラ・デルヴィーニュの仕事内容など!
【8月11日 Relaxnews】今ファッション業界で最も人気の3大美女といえば、ジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)、ケイト・モス(Kate Moss)、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)だろう。多くのブランドが秋物の新作発表にいそしむ中、相次いでキャンペーンモデルの契約を勝ち取っている。独自のスタイルを確立しているこの3人のスーパーモデルたちのキャリアに注目してみよう。
■ジゼル・ブンチェン―スタイルの女王
2000年から07年にかけて「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)」のエンジェルを務めたジゼルは、誰もが認めるベテランスーパーモデル。がりがりに痩せたモデルがトレンドの中、ブラジル出身のジゼルは自らの曲線美を貫いてきた。その努力は大きな実を結び、今やファッション・美容の両業界で圧倒的な人気を誇る億万長者となった。ジゼルという名を聞いただけで顔が思い浮かぶほど、世界中で知名度が高い。
米経済誌『フォーブス(Forbes)』によると、ジゼルの2013年の推定年収は、スーパーモデルの中では最も多い4200万ドル(約43億円)。今年は少なくとも15社と契約を結んでいる。「プッチ(Pucci)」や「シャネル(Chanel)」のほか、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」、「キャロリーナ ヘレラ(Carolina Herrera)、「H&M」、「イパネマ・バイ・ジゼル(Ipanema by Gisele)」、「パンテーン(Pantene)」、「ジゼル・インティメーツ(Gisele Intimates)」などにも登場している。さらに今秋には、「スチュアート ワイツマン(Stuart Weitzman)」、「バレンシアガ(Balenciaga)」、「イザベル・マラン(Isabel Marant)」の広告にも登場予定だ。
■ケイト・モス―永遠のトップモデル
ケイトのキャリアのスタートは、フランス人写真家ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)の被写体となった14歳の時だった。その痩せこけた姿は賛否両論を巻き起こした。過去には、薬物スキャンダルなど問題もあったが、デビューから20年が経った今もなお強い影響力を持って君臨している。
英日曜紙「サンデー・タイムズ(Sunday Times)」によると、ケイトは5500万ポンド(約95億円)の総資産を誇る英国で最も裕福なモデルでもあるという。いつ引退しても何不自由なく生活していけるはずだが、当分そのつもりはなさそうだ。
ケイトが2014年春のキャンペーンモデルを務めたブランドは、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」、「リュー・ジョー(Liu-Jo)」、「リンメル(Rimmel)」、「Kate Moss for Topshop(ケイト・モス フォー トップショップ)」、「サントロペ(St.Tropez)」、「ケラスターゼ(Kerastase)」、「スチュアート ワイツマン(Stuart Weitzman)」、そして自身のフレグランス「ライラベル(Lilabelle)」。しかもこれだけにとどまらず、昨年から行っている「イレブンパリ(Eleven Paris)」とのコラボレーションも継続するほか、今秋には「デイビッド・ユーマン(David Yurman)」の広告塔に復帰することも決まっている。
ケイトはもはや、単なるモデルではない。自分の意見や知識をブランド側に提供し、カプセルコレクションも手掛けている。いずれも名前だけを貸しているわけではなく、「ロンシャン(Longchamp)」にしても「トップショップ」にしても、コレクションにケイトなりのテイストを加えて完成させる。ケイトに憧れるファッショニスタたちにとって、そうしたアイテムは喉から手が出るほど欲しいものであり、よってケイトのコレクションはいつも大成功を収めるのだ。
■カーラ・デルヴィーニュ―待望の若手
ケイト同様、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)も身長は低め(171センチ)。2010年、「バーバリー(Burberry)」の11年春夏コレクションに起用された。これをきっかけに、同社CEOのクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)に見出され、2011年のショーではその小さな体で驚くべき存在感を示した。カーラの名前は瞬く間に業界中に広まり、2012年には全シーズン合わせると64回ものショーに出演した。21歳のカーラはソーシャルネットワークを積極的に活用し、SNS上で最も注目を集めるスーパーモデルの一人にも名を連ねている。私生活をなるべく表に出さないことを信条としているジゼルとケイトとは対照的だ。
彼女がトレンドを先導する存在であることはもはや議論の余地がなく、その証拠に美容業界から10年以上消え去っていた太眉をよみがえらせた。また、その「高カロリーなセルフィー(自分撮り)」も話題で、チーズバーガーを頬張る写真を公表することにも抵抗を見せない。
今年の春夏コレクションでは、「ラ ペルラ(LA PERLA)」、「DKNY」、「マルベリー(Mulberry)」、「バーバリー・ビューティー(Burberry Beauty)」、「イヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent Beaute)」の広告塔を務めた。また秋には、「バルマン(Balmain)」、「バーバリー(Burberry)」、「マルベリー」、「ジョン・ハーディー(John Hardy)」、「トップショップ」のモデルとして登場する。ケイトに引けを取らず、カーラのルックを真似したいファンは大勢いる。それを敏感に察知した「マルベリー」は、カーラ本人がプロデュースするハンドバッグコレクションを展開している。
これほどの成功を手にしながら、カーラは次のステップとして音楽・映画界への転身を発表しており、ランウェイから姿を消す可能性もある。すでにオファーは多数あるようで、『アンナ・カレーニナ(Anna Karenina)』や『フェイス・オブ・アン・エンジェル(原題、Face of an Angel)』などにも出演している。(c)Relaxnews/AFPBB News