昨日はスゴク久しぶりに映画を観に行きました。
大好きな映画がまたひとつ増えました。
PERFECT DAYS
役所広司さん主演
ヴィム・ヴェンダーズ監督
私は『変わり映えのしない日常』という言葉が大嫌いです。
変わり映えのしない日なんてありません。
★
私はルーティンという言い方が嫌いだったし、つまらないものだと思っていたけど、
ルーティンというのは、自分の大切なもの・大切にしたいものにいのちと時間を使っているということなんだと思った。
自分が大切にしたいものにエネルギーをかけているということなんだと思った。
「満たされている」とはこういうことなんじゃないか。
なんと豊かで美しいくらし、生活、生き方なんだろうか。
わざわざ刺激を求めなくても、十分に刺激的だし
わざわざドラマチックにしなくても十分にドラマチックなのだ。
日常は愛おしい。
人生は愛おしい。
わざわざどこかに行って何かをしようとしなくてもいいし、誰かのようにならなくてもいい。
私は、私の人生を愛してもいいし、
愛することが出来る
そう思えた作品でした。
そして、
たくさん持つこと
増やすことにいのちをかけること
(売上、収入、肩書、地位、名誉、評価、人脈…など)
そういった価値観や場からははっきりと線を引こうと決めました。
また、スマホやPCの中に自分を入れ込みすぎないようにしようと決めました。(明確な用事がない時以外は見ない。)
十人十色、百人百色、千人千色・・・ひとつとして同じ生活や暮らしはない。もちろん人生も。
自分で選び、吟味した持ち物。価値観。生活。
豊かさ
美しさ
満ち足りて生きる事。
幸せ。
『PERFECT DAYS』からたくさん教えてもらいました。
★
神は細部に宿る。
日常のひとつひとつのおこないが神事。
役所広司さん演じる平山さんは、それを体現していました。
今度は今度。
今は今。
『こんなふうに生きていけたなら』
こんなふうに生きていきたい!
劇中歌
お読みいただきありがとうございました。