イクと不思議の森2-12 軸の丘②(アーカイブ集) | ゆるしてりらっくす ミラクルタイムをご一緒に〜 byイマココアールびゃくれん

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ゆっくりホッとリラックス。ホントウの記憶を呼び覚ますには。。
「今」のわたしが ピン!ときたことを綴っています。

2-12 『軸の丘②』



天狗。。さん??


右手には
葉っぱの大うちわ。
高下駄。

そして
ぎょろりとした眼。
意志の強そうな口元。

颯爽と風に吹かれ
無言で立っている。




。。。。
時間ぴったんこだね



ウヌ。
ヌシモ。




モリクマさんと天狗さんは
面識があるようだ。




この丘を   使ったのは
いつぶりだろうね




。。。
ソハ マコト
ヒサカタブリ  デ
アロウ




素晴らしい
ものだったよ。

みちる祭りも。




ウヌ。

ヨキ 軸
ココニ アレ ト
 
ワレ 
ソノ  メイ ウケトリ
ココ ニ キタル




ソチラノ モノ ガ
ソウ デ アル ナ





こちらは
イクちゃんだよ。

良き軸あれ。。。
かあ~

フフフ   そうそう
古(いにしえ)の縁
ここに 集う。。
だね



イクは
モリクマさんと天狗さんの
やりとりを  ただ見ていた。

神秘的な会話が
哲学的な問答  のようで

自分の言葉が この空気を
壊してしまわないかなって
感じたりして。



でも、なんだろう

良き軸、、とか
今回の、、とか。
古の縁、、とか。。





ーーコチラ へ。


え?

イクは
急に   自分の存在に
スポットライトがあたって
ワワッと   なりつつも

天狗さんが  
自分を呼んでいるのだと
気づいて
モリクマさんと天狗さんの
真ん中へと   進んだ。



天狗さんは   黙礼をし
葉っぱのうちわを
自分の胸に
ななめにあてた。

まるで
宣誓を誓うかのように。




イクは    なんとなく
それは自分に対する
敬意をはらって  
くれているんだと感じた。


なので
天狗さんに対する
正式な礼を知らなかった
けれど

はじめまして。

とお辞儀  してみた。




ヨキ  邂逅 

此処 二   成就  セリ。 
 
麗シウ。





イクはドキッとした。

天狗さんは
堂々と  どっしりとした
大きな輝きを
自分の内から放っていた。

それは威圧的でなく
毅然とした
そういうフレーズが似合う。



そして 
イクを心から
歓迎してくれていることが
わかった。


あの、、
私。まだわからなくて。。

その、、、
天狗さんとモリクマさんは
面識がおありのようで

でも、私、
天狗さんとは
初めてお逢いしたような
気がします。

ここで  こうして
お逢いすること  って
ご存知だったのでしょうか。





イク殿 
ソウ  デ  アル
 
ワレ ココ ニ   来タル  ハ
イク殿  二 邂逅 ス 
タメ。


ワレ ハルカ  彼方
アルイ  ハ 
ヒョウリ(表裏)
アラワ  レ トブ
 

ソノ メイ ト
偕 (トモ)  ニ アル。




メイ。。?



メイ ハ 命(メイ)
息吹 在ル 軸。

生命  数    ダケ
軸 アリ。




交ワル 軸
変化  ス   時  アリ
 
其ノ時 我 
ヒョウリ ヨリ
アラワ  ル。




精妙
ナル    ソノ 時空

タダ 見届ケル コト
我  ウケタル  命。


軸 果テ  ナク
ユラギ

軸 変ワレ ド
変ワラ  ズ



コヨヒ
イク殿 完了 セリ。
我 
シカト 見届ケ ル。



良キ  カナ 
慶バシキ カナ

我 ココ  ニ 
祝福  ヲ 手向ケル




そうして
葉っぱ大うちわを
胸の前で
斜めに十字に
切った。

イクは
古代文化劇に入り込んだ
かのようで。

その神妙なる言葉を
全身で 受け止めていた。



ううん。
というか 本当に。



その言葉は   
まるで   一文字ずつが
宇宙を自由に飛ぶ
飛行機みたいになって

イクの身体を前から後ろへ
通り抜けてく みたいだった。


一文字 
一言ずつ 

生きてる。存在感。。



なんだろう、、
す、すごい、、よぉ。。


流れ星の大群が
自分の身体を
通り抜けていくような

ビリビリ感。。

そして   
その流れ星みたいなコトダマは
イクの中の光へ  受け入れられ  
染みわたって いった。


あ、ありがとうございます。。

イクはただ
その言葉を表すだけで
精一杯だった。

でも  その
ありがとうございます
のコトダマは

天狗さんの中で
グワワーンと響き
内なる大きな光と  呼応した。


了。


天狗さんに届いた。


ー  ー  



どこかで

私たちの   
ふかく   ひろい  
どこかで

何かが
繋がっている   と
知っている。


私たちは  感じる。

わかる。


ワタシタチ ハ
ツナガッテ イル。


スベテ  ト
ツナガッテ  イル。


ソシテ

ココ二

今  
コウシテ  デア  ウ。

ツナガリ    ナガラ

ヒトツ ト  

シリ   ナガラ  。 。

ー   ー   ー


そうーー

今  
私と天狗さんは

縁(えにし)を
成就   したんだ

   ーー


  



つづく。