イクと不思議の森2-11 軸の丘①(アーカイブ集) | ゆるしてりらっくす ミラクルタイムをご一緒に〜 byイマココアールびゃくれん

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ゆっくりホッとリラックス。ホントウの記憶を呼び覚ますには。。
「今」のわたしが ピン!ときたことを綴っています。

2-11 『軸の丘①』


細い道。

夜に光る花が  咲いている。
モリクマさんは道を進む。

来た道と  違う道。



どこにいくのかな。。。。




満月の夜は  
ゆっくりと夜明けへ 
向かう。

  


清々しい空気を
いっぱい    吸ってみる。

あんなにも心細かった森が
モリクマさんとコトちゃんと
一緒ならば     どこまでも  
散歩していたいくらいに。





みんな。。。
眠ったのかな。。。


みちる祭りに参加していた
たくさんの生命は
今、それぞれの場所へ。


この森は
とっても大きいのね。。。


   



イクちゃん
ちょっと坂をのぼるからね。



はい!


どこに行くのでしょうか
聞きたかったけれど
モリクマさんにまかせていれば
大丈夫な気がした。





この世界で
夜明けがきたら。。

私の世界では
一体どれだけの時間が
流れちゃっているんだろう。


まさか  はるか未来!
ってことはないよね。。
た、、多分。。。



そろそろ現実問題
どうやって
戻れるか
聞かなきゃ。。。

モリクマさん
なんていってたかなぁ?




イクは
スマフォをONしてみた。
圏外。  バッテリー7%

。。。ううっ  やられた

うん!  でも大丈夫。 
イク  なんとかなるって  

がんばろー!



しばらく
坂道をのぼっていくと
すっと開けた場所に出た。



わあぁ~っーー


。。。

そこは丘の頂上だった。

遥か彼方
森の向こうの向こうまで
見渡せるような

360°のパノラマが
ひろがっている。



ーーそう
モリクマさんが感涙して
夕焼けを見ていた  あの丘。





イクちゃんにこの場所を
見せたかったんだ。

 

満天の星は
まだまだ  きらめいていて。
  
   
⭐︎A

傾いて
随分と端になった満月も
いまだ  神々しい。



 サワサワサワ。。。。。

 サラサラサラ。。。。。


風の音も
風になびくイクの髪も

美しいリズムを
とめどなく流す。



イクちゃん。

ホントに此処に
よく来たね。



迷い込んだ
だけなんです。。。

でもホントによかった。
来れてよかったです!





イクちゃんが来るコト
僕は知っていたよ。


イクちゃんのこと
よく見ていたからね




なんか、、照れる。
一体いつの私を
見ていたんだろう、、



それは
またあとで   話すね
。。


だって
もう   その時が来た
みたいだから。。




その。。時??



ーーーすると、


  ゴゥッーー

と巻き上げるような風が

イクと
モリクマさん
コトちゃんの
間を通り抜けてーーー

  カラーーーン

と音がしたかと思うと

ザッ、ザッ

と見えないものが
草を分けた。


な、、何。。。!!


丘をあがってきた方向。


そこにおぼろげに姿が
現れたと思ったら

ぬっと
立っている姿がみえた。


あれ、、は。。。

天狗、、さん




つづく
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⭐︎A:
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