
部屋の中は薄暗かった。
それでも、にやにや笑いを浮かべた二人の男たちの野卑な表情を見てとることはできた。
「本当に一人で来たんだな」
海砂記の足元から額まで、舐めるように視線を這わせ、手前に居た男が立ち上がって腕を伸ばした。
「心配するな。おまえの間抜けなトモダチは、明日の朝には生きて帰してやる。そのかわり」
無遠慮な掌が海砂記の肩を掴む。
「おまえは、明日の朝まで、ここから一歩も出られないんだが」
ぴく、と細い肩を震わせたのを、恐怖心からの反応だと解釈した男はいっそう口もとを緩めながら、視線を落とし身体をかたく縮めるようにして立っていた海砂記の両腕を押さえ、壁際に置かれた狭い寝台の上に乱暴に横たえた。
「おまえが、今まで知らなかったようなイイことを教えてやるからな。」
そう言うと、部屋の奥に居た男が徐ろに寝台に近寄り、海砂記のシャツの襟に手をかけた。
だがその時に、海砂記が唇の端からあかい舌先をのぞかせたのを、男は気づいていなかった。
っと、
この先はココでは書けませんので、
いつかどこかで続きをやりたいという願望だけは捨てないでおきます
