50代のおじさんが、法政大学 M特で進化!? 〜養成課程で、できるようになったことをあげてみた~ | 法政大中小企業診断士養成課程に通う学生たちのブログ

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法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科MBA特別コース(中小企業診断士養成課程)の学生たちのブログです。
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 こんにちは、ヒデさんです!

私は、昨年いわゆる大企業退職し、法政で勉強する50代です。

 

 現在、学校生活終盤の2大イベントである経営診断実習というイベントが終わり、修士論文も先ずは書き上げたという状況です。入学するまではMicrosoft Wordを使ったこともなかったのに、われながら、よく自力で修士論文をWordで書き上げられたなぁ。ということで、今年1年の振り返りを含め、養成課程で、できるようになったことをあげてみました。

 

・Wordを使えるようになった(自力で修士論文をかけた)

・文章を速く書けるようになった(ブログを書く時間が短くなった)

・プレゼンができるようになった(5社目の診断実習で先生にお褒めを頂いた)

・インタビューができるようになった(インタビューした人に聞く力をほめらた)

 

できるようになった理由を考えると、経営診断実習とプロジェクトでの学びが大きな要因かなと思いますので、この経験について、もう少し詳しくお話しします。

 

  Wordを使えるようになった>

 私が以前勤めていた会社では、補足としてエクセルを使うこともありましたが、報告資料はPowerPointを使用し、Wordを使う機会はほとんどありませんでした。

 最初は、思った位置に文字を書けない等、イメージを形にできず身体が拒否反応をしめしていました。しかし、経営診断の報告書はWordで作成する必要があり、しかも、数十ページにおける報告書用に、タイトル設定、行の設定、インデント、目次設定、脚注設定、図表表示、付録作成などがあり、ただの文字入力以外の特殊機能を使いこなすスキルが必要で、チームで各パートを分担し、全員の作業を一つにまとめる必要がありました。

 私をはじめ、Wordを使えないおじさんたち向けにクラスメートがWord講座を開いてくれたり、実習メンバーからの助けやYouTubeでの学習により、最終的には修士論文を自力で書けるくらいにWordを使えるようになりました。クラスメートの皆様に感謝です。

 

  <文章を速くかけるようになった>

 実は、Wordを使う以前に、そもそも文章を書くこと自体があまり得意ではありませんでした。クラスメートの中には、頻繁にXに投稿したり、本を出版していたりするような、天才的な才能を持った人たちがいました。彼らはまるで別の種類の人間のように思えました。彼らに文章を早く書くコツを尋ねたところ、多くが「慣れが重要」と答えました。経営診断での文章作成を通じて、私も徐々に文章力が向上し、速く書けるようになった(気がします)。おかげで、このブログを書く時間も短くなりました!

 

  <プレゼンができるようになった>

 今振り返ると、私のプレゼンは報告でした。30年以上行ってきた会社での報告は、事実を伝え、共有あるいは、決済をもらう事が求められ。プレゼンは説得する事が求められます。報告はたんたんと時系列、因果関係等で説明していきますが、プレゼンは、説得するために、思いとともに、話し方、表現方法も重要です。

 私がこのようなことに気づいたのは、5回目の経営診断実習が終わった後の、先生方の評価でプレゼンについて、褒めを頂き、うれしかった事もあり、何故よくなったのかを分析した時でした。ちなみにこのヒデさんは褒められて育つタイプです。

 少し、お話は続きますが、診断実習での社長への報告は、プレゼンテーションの場です。3回目の診断での先生の評価は「プレゼンの画面ばかりみていて、社長に背中を向けていた」という評価。4回目の先生からは、「大体いいけど、自信を持って話してください」とアドバイスがあり、5回目では、自分なりに工夫をこらしプレゼンを行った結果、先生方の評価では、「自信をもって話をしていた」「話し方に抑揚があってよかった。」「社長の目をみながら話しており、それも良かった。」等褒められ、自分なりにプレゼンができるようになったんだと実感しました。

 

  <インタビューができるようになった>

 前回のブログでも研究テーマ(プロジェクト)における実態調査のためのインタビューについてお話しました。今回は、経営診断におけるインタビューで学んだことに焦点を当てお話しします。

経営診断では、社長へのインタビューを通して、会社の方向性や問題点、課題を特定し、ありたい姿に向けた施策の提案を行います。この過程で、財務諸表や会社のウェブサイトなどの事前情報を活用して問題や仮説を立て、インタビューを通じてそれらを検証し、詳細に調査することの重要性を学びました。又、同時に、2時間など限られた時間を効果的に使うために、台本を準備し、経営理念や将来の方向性、そしてQCD(品質、コスト、納期)の問題などの大きなトピックからインタビューを始め、想定した問題や仮説に焦点を当てて深堀りする工夫が必要だと学びました。

 経営診断の先生には、台本から仮説が明確に見えるほどの事前準備の重要性を教えられました。そして、このアドバイスをプロジェクトのインタビューに応用し、試行錯誤を重ねた結果、インタビュー対象者から「聞く力が良い」と評価されるようになりました。

 

  <まとめ>

 今回、法政での養成課程でスキルとしてできるようになったことをご紹介しました。これらのスキルは、経営診断実習などでの学びによるものです。もちろん、それ以外にも多くの事を学びました。振り返ってみると、時に厳しい指摘を受けることもありましたが、それぞれの先生が私たち生徒一人ひとりを育てよう、一人前のコンサルティングに成長させようという気持ちで我々に接して頂いたことを感じています。

 2次試験に合格した後の診断実習では得られない経験がここにはあるかと思います。法政の養成課程では、このような熱心な先生方から、あるいはクラスメートから多くを学ぶことができます。私たちおじさん世代も、法政で進化できるんだという希望をもって是非、法政に来てくださいね。

 

※この記事では、私自身の自己評価を述べています。ご理解の上、クレームなどは受け付けておりません!