法政大中小企業診断士養成課程に通う学生たちのブログ

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法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科MBA特別コース(中小企業診断士養成課程)の学生たちのブログです。
学生が交代でブログを書いています。
受験生・身内問わず、コメント・拡散歓迎です。

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法政大学院イノベーション・マネジメント研究科の実践主義の現場

桜がまだ残る4月上旬。法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科(以下イノマネ)の講義が始まってわずか2週間。

けれどその内容は初球からいきなり「本気」の剛速球の連続でした。3回目のブログでは新学期開始2週目の講義の現場から65歳のピカピカ?の新入生の「えんちゃん」がレポートします。

 

 目次

・ビジネスの現場と直結するリアルな学び=衝撃の講義風景

・クラスメートの雰囲気はどんな感じ?

・授業開始2週間を振り返って感じたこと

 

 ・ビジネスの現場と直結するリアルな学び=衝撃の講義風景

「経営診断特講」はイノマネの中でも中小企業診断士養成課程の学生のみが受講できる必修の科目です。学会の第一人者の並木教授、新鋭熱血の岩瀬准教授、さらに同課程の先輩の保呂田ティーチングアシスタントの陣容。

初日から3日ほどはデータ分析のためのExcel、データ収集のためのアンケートの基本、報告書作成のためのWordの基本などの手ほどきの座学の講義が続きました。

講義の内容は濃密。長年蓄積されたKnow How秘伝のタレ?のレシピまで丁寧に教えて頂き、いよいよ診断士への階段の第一歩へ導かれていくのを実感しました。講義の合間の雑談の中にも実践の場で培われた貴重な金言、診断士としての心得がちりばめられていて聞き逃せません。

「経営診断特講」グループワークの一コマ

 

開講5日目の講義には某大手コンビニ会社の商品開発部の幹部の方々がゲスト登壇。商品開発の最前線のリアルでディープな話に圧倒されました。プロ野球に例えればファームの練習場にいきなり一軍のエースと監督が現れたような感じで、剛速球の真剣勝負を間近で体感しました。

 

「マーケティング論」の坂本教授の第1回目の講義では、実際にある地方で販売されているご当地スナック菓子を題材として取り上げ、この商品どのように売ったらよいかという課題が与えられました。グループに分かれてスナックを美味しく試食しながら、和気あいあいとアイデアを出し合い話し合い結果をパワポにまとめました。

 

翌週の第2回目の講義では、各グループがその成果をプレゼンすることとなりましたが、なんと審査員として製造販売元の社長ご本人がZOOMで参加されました。各グループも意気高揚し学生らしく創意に溢れたプレゼンを行いました。それに対し社長からは現場の状況や商品の誕生の物語に即した、地元愛を込められた辛口のフィードバックを頂きました。

 

我々の学びのフィールドは、仮想や教科書の世界だけではなく、現実社会そのものであることをあらためて実感しました。

 

そのほか「財務会計論」の石島教授、「中小企業戦略」の丹下教授、「人的資源管理」の山田教授、「経営情報戦略論」の大塚准教授と養成課程の必修の科目だけを見ても一流の教授陣です。

この中身の濃い講義が月から金曜日は8:50から18:30まで、土曜日は9:00から16:40までみっちりと続き、長いような短いような、しかし充実した時間を過ごした2週間でした。

 

教室の中では、ホッとする間もない間もない講義の連続でしたが、前号で「うきうきさん」からレポートのあった「店舗設計マネジメント」担当専任講師の花畑先生や「経営診断特講」の2週目の講義では神楽坂や大学周辺で実際に営業している実店舗まで足を運び、お店の様子や周辺環境を観察しました。

現場でしか感じられない”肌感覚“を通して学びを深めるとともに、春の穏やかな外堀、界隈の外気に触れてフィールドワークの第一歩を楽しく踏み出すことができました。

フィールドワーク中のひととき

 

 クラスの雰囲気はどんな感じ?

今年4月の在学生は102名。うち36名は中小企業診断士と経営管理修士の2つの資格の同時取得を1年間で目指すMBA特別プログラム(中小企業診断士養成課程=通称M特)の学生です。

年齢もキャリアも異なるクラスメートたちです。

 

詳しい情報は次回以降の執筆者に譲りますが、クラスメートは多士済々です。中でもM特生は平日昼間に必修の授業があるため、会社を中途退職した人、事業を中断・休職している人、海外や地方から引っ越してきた人、遠距離通学をしている人など困難を乗り越えようとする意思の高い人たちばかりです。

そのせいか講義中の態度は真剣そのもの。質疑応答も活発で直ぐに多数の手が上がります。また班ごとに分かれて課題を討議するグループワークでは実務経験や知見を持ち寄り、お互いにリスペクトしあいながらも忖度のない本質を突いた議論が交わされることに新鮮な刺激を感じました。

お昼休み中の華やかな打ち合わせ

 

 新学期開始2週間を振り返って

個人的には第1週の6日間はとても長く、それに比べて第2週はどんどん時間が流れて短く感じました。この2週間で実感じたことは、先生も学生も真剣勝負のイノマネでは”現場で戦える力“を本気で養う場であるということです。

 

このような緊張感のある環境の中で、目的や境遇の共通する仲間たちと和気あいあいと助け合いながら学べるという雰囲気はとても心地よく感じています。

 

事前の準備もままならず入学したITリテラシー弱者の筆者に対しても、クラスメートの皆さんはとても親切に接してくださり、なんとか2週間の授業を乗り切ることができ本当に感謝の気持ちで一杯です。

 

実践とアカデミックの融合が熱く交錯する学びの場に身を置けたことに、幸運を感じつつ、これからのクラスの仲間たちとの交流と自分自身の成長を楽しみに頑張って行きたいと思います。

昼休みの一コマ。和やかに打ち合わせするクラスメートたち